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オチガビワイナリー(OcciGabi)蔵見学とディナー・・・深夜の激震 |
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↑↓オチガビワイナリー(OcciGabi)外観 |
庭の手入れが非常に行き届いている。専務の落さんが庭いじり大好き、早朝から手入れ。薔薇が大好きで、
奥様から70本以上は手入れに責任が持てないと薔薇の増植栽が不許可になっているそう。 |
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↑オチガビワイナリー玄関 |
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↑ 専務の落 希一郎さん |
↑ 社長の落 雅美さん |
専務の落さんはワイン学習得のために(西)ドイツの醸造学校で学び、叔父の経営する北海道ワイン、長野サンクゼールでワイン造りに従事、
新潟にて「カーヴドッチ」を立ち上げ、徹底した女性目線からの施設運営、苗のオーナー制度などの積極的な経営術で、新潟の有名施設とした実績がある。
多分推測ではあるが、様々な施設を立ち上げて、これ以上・・・。と言う時期に、ワイン造りをしたいとやってきた雅美さんと出会ったよう。
女房になるなら伝授しようと話が成立して※1、葡萄供給で縁のあった余市に土地を探して、人生の後半を掛けた「落流ワイナリー※2」を建設、
自らのワイナリー論に基づく理想郷の国産葡萄ワイナリー2013年を完成させ、今日に至るまで葡萄の育成に励まれ、ナパバレーのように
多数のワイナリーのある地域環境を作るために、若手の作り手移住による地域活性化とともに、ワインバレー化にも取り組んでいます。
※1 この部分はプライベートなのでこれ以上突っ込みません。「新婚さんいらっしゃい」に出演。
※2 曰く、「まともなワイナリー」の定義とは、外国の液体や生食用ぶどうを一切使用せず、醸造蔵のまわりをワイン専用葡萄種の畑でワイナリーを囲むとのこと。ワイナリー見学の時に・・・説法をお楽しみ下さい。とても饒舌な方で面白おかしく見学者のツボを突いてきます。
御本人の熱い想いが記述されたワイン説法(失礼)リンク
オチガビクロニクル←この辛口たまりません。オチガビワイナリーについて
これだけの実績のある方なので銀行やファンドも巨額の融資を実行してくれたのでしょう。 |
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醸造経験ありすぎの落さんが設備を導入するに
(1)最初の発酵タンクはステンレスとして事前のスチーム殺菌で一切の雑菌を排除
(2)徹底した温度管理
として、古来の製法より最新の流れを選択。品質の管理レベルを上げた由。
企業人として、この辺は失敗を許さない醸造経験を生かしたさすがのプロ眼機器選び
ちなみに、教育してくれたドイツに恩返しの意味も有って、導入機器は全てドイツ製とのこと |
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↑新樽はフランスから輸入し、数回使用後は引く手あまたの市場にとのこと |
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↑オリの状況を見せてくれます。 |
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↑瓶は自分が「瓶の見本市」で気に入ったものをフランスから輸入 |
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↑「雨が降ったら瓶詰め」するという「ワイナリーことわざ」が有るそうな。
晴れていたら畑仕事しろという。1時間で2000本詰められる高速瓶詰め機だそう。 |
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↑↓瓶内熟成と在庫中のワイン。
フランスの醸造家がラベルが綺麗過ぎる。価値を上げるなら汚さなくては。と
日本人との感覚の差にビックリしていたそうな。 |
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ディナータイム~!! |
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↑↓レストラン内 複層ガラス、オールLEDのエコレストラン
眺望は非常によろしいです。 |
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↑まず、スパークリングの濃ゆい製品としてお勧め頂いた「バッカス」。
うん、そのと~り。ボディも厚く、どっしりとした味わい深いスパークリング。 |
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↑なんせ台風一過、JR北は全線運休中。余計に静かな感じ?? |
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↑押すな押すなの来客では無いため、ランチもディナーもコース物で提供。
アラカルトなんてやっていたら速攻、食材費で傾いてしまう。これは致しかた無い。
しかし、美味しいワインをグラスで赤白数種類づつリーズナブルにチョイスして、
美味しい物を美味しく食べるためのワインとの相性を検証して貰うシステムが整っている |
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↑力強く濃ゆいお味。北海道はこれだぁ~。乳製品感演出。ウマシです。 |
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↑ラムの内臓をサックリと人生初食!。ワインと良く合う。「まりも」感ブロッコリー |
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↑バター写真撮る前に喰ってしまった・・・。北海道立地の大手乳業に手を加えたとか。パンも含めて極ウマシ。 |
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↑ヒラメスープ仕立て下に芋餅に食感の似たウ~ン忘れた。中々のほどけ具合。ウマシ。 |
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↑ドイツ(国生産)ワインの知っている範囲のドルンフェエルダーとは一線を画すフランスワイン的な方向のお味だが、
リースリングもドイツとフランス領になったアルザスではお味が全く違う。的に言えばアルザス的?かなぁ。
落さん自ら「地球温暖化で北海道でフランスワイン用の葡萄を育てられる」話され、「育成の先を見て
ドイツの系品種をフランス系に切り替えているよう」
ミディアムボディのワインはレストランの「ラム」にピッタリのワインと感じた。 |
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↑ドイツワインのAusleseを飲んでいる店主としては「トロッケン」系のアウス感。
ディナー直前に他で接客中の専務(夫)が社長(妻)に「間に合わないわよ!」と尻を叩かれながら札幌に出張してしまい、
ドイツ修行オーナーの、このワイナリーでドイツワインの話がほぼ通じない。ちと悲しかった。
でも、2018.08現在、銀座三越のワイン売り場で
「肩書付のドイツワイン皆無。テーブルワイン的なものが1種類しか見つけられない惨状」があれば、仕方ない。
本当は翌々日に再訪して。と楽しみにしていたが、「大地震・全停電」で逃げ帰り、
深いぃお話を聞けず超残念。今度こそ・・・。 |
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↑赤身好きに転向した店主。このラムはメチャ非常に美味しい。ドルンフェルダーと良く合う。
明後日は厚切りでとお願いしていて・・。すいません。次回こそ
この羊、オチガビワイナリーの葡萄絞りカスを乾燥させて飼料に混ぜ込んで契約育成してるとのこと。ワインラム?? |
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↑コース終了。でも、もう少し飲んで食べたい・・。厨房の在庫を依頼する・・・。無理くりすいません。 |
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↑↓デセール 美味しい以外の記憶が飛んでいる模様。頭脳の停電未だ復旧せず。 |
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いろいろなオチガビワインとの相性も含め美味しいお皿をもっと食べたかったのですが、
3種類の美味しいワインをフルボトルで空けたのみ。地震・停電・・・。残念至極です。
余市・仁木町にはワイナリーも多数出現してるよう。再訪を奮起せねば・・・。 |
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↑余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト パンフレットの地図より |
ワインショップ店内 |
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※オチガビワイナリーフェイスブックによるとワイナリーの被害はなかったとのこと。良かったです。 |
北海道胆振東部地震の朝、余市町内の状況 |
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↑発電機を回して販売。ズラリと並ぶ車。↓ 速攻売り切れました。
今回、経験として企業に1台は発電機(燃料備蓄で)有った方が何かと絶対的に有利。 |
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↑発生直後の深夜から主要交差点で信号整理。本当にご苦労様です。笛吹きまくりで頬が痛くなったのではと心配 |
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↑乗客がいそうなバス停には張り紙が |
↑普段ならこんなにバスがあります |
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↑早朝まで電池式のバーコードリーダーで頑張ってくれて、店主もパン、ペットボトル水購入できて助かりました。 |
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↑開店していたものの・・・。初代の道の駅的店舗。隣が→→ |
↑宇宙飛行士になった毛利さんの地元とのこと。余市宇宙記念館 |
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↑並ぶ人達にレシートが出ません。と声かけしながら販売されていました |
↑ニッカ工場 |
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↑台風直後の1日運休中に更に地震・停電で翌日以降も連続止まる。
JR北海道の労使揃ってのやる気のなさにはホトホト呆れた。
※停電で保安装置などの給電で運転できない部分があるのは理解しますが、
台風如きで、とにかく全線止めちゃえ!は酷すぎます。 |
ライラック号のクルージング?ディナーと必死の脱北(北海道脱出) オチガビワイナリー(公式ページ) |
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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