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西鉄宮地岳線 313系 |
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日本最初のモノコック構造の車体という名誉を持っているが、店主からすると小田急SEや東急5000系のように、モノコック車体は丸くて軽量と言うイメージがあるため、近畿車輛の設計陣はやる気を出したが、見た目は普通の車体じゃん。的な目線になってしまう。 しかし、店主の生まれる1年前の1952年、画期的な軽量化技術の芽を出したことは賞賛したい。 |
1 モ313-ク363 1952.07.21竣工届、近畿車輛 1977.04.11入 1984.08.27車体更新3ドア化、前面窓Hゴム化、1991.02.28前灯2灯化
1992.06.04 西武譲受FS-342+HS-836-Frb(120kw)+制御器HT-20A→313にM4台、363貫通側M2台=6台搭載
Tc→Mc化モ363、2008.01.18廃車 |
2 モ314-ク364 同上 1977.05.20入 1984.12.15車体更新3ドア化、前面窓Hゴム化、1991.06.10前灯2灯化
宮地岳線で吊掛のまま2007.04.01廃車 313系でクのまま廃車になった唯一の車両
※M化されなかったこの車輌(ク364)のおかげで「形」で統一できず「系」に。2014年現在の稼動車というくくりでは「形」としたい。 |
3 モ315-ク365 同上 1977.07.30入 1985.07.22車体更新3ドア化、前面窓Hゴム化、1991.07.08前灯2灯化
1992.10.08 西武譲受FS-342+HS-836-Frb(120kw)+制御器HT-20A→313にM4台、363貫通側M2台=6台搭載
Tc→Mc化モ365、2015年廃車予定 |
4 モ316-ク366 同上 1977.09.10入 1985.12.25車体更新3ドア化、前面窓Hゴム化、1991.07.78前灯2灯化
1993.02.19 西武譲受FS-342+HS-836-Frb(120kw)+制御器HT-20A→313にM4台、363貫通側M2台=6台搭載
Tc→Mc化モ366、2007.04.01廃車 |
313系の製造についてピクトリアル292号46ページ~車両総説では表は製造初年昭和27年3月とあり、執筆者の文中に昭和28年に増備とある。本表は竣工届日として掲載のある同誌517号156ページより引用しました。 |
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↑↓下回りを更新する際に制御器の回路上、1C8Mを1C(3M×2)にした。
ク363のモ313側の台車に2個積んでMc化モ363とした。
厳密にはモ313の貫通側の台車2軸はそれぞれの主電動機が回路違いになっているため、
1台車の中で完全協調にはならない珍しい構造となっている。
同じ回路でも、1軸が空転したり、スキッドすれば、台車に与える力は同じですが・・・。 |
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↓↑入線7年目、角前面窓を丸角Hゴム窓に。
その7年後、一つ目玉をシールド2灯化。7年毎車体のどこか変更? |
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↑↓吊掛Mc-Tcのまま廃車になった314F 下は早朝の撮影。 |
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↑国鉄101系の亜流足回りで活躍していた。
西武の国鉄度は同じ設計図で作り分けと言うくらい親和度が高い不思議な現実がある。 |
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新性能化に伴ってク363からモ363に形式称号が変わった。
モ313比、床下はMG以外小箱だらけのスッカスカでク363的 |
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↑更新に当たって客窓はそのまま戸袋窓は客ドアの窓ガラスに
近似させる手法でガラスの大小が目立つ。デフォルメ設計図? |
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↑↓撮影の範囲でパット見、どこが違うでしょう?店主は1カ所見付けました。
足回りは別。左前面窓脇の手すりが無い |
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↑足回りのカルダン化が行われず、313系最後までクのままで通したク364 |
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↑↓撮影の範囲でパット見、どこが違うでしょう?
そりゃ判りますよね。左前面窓脇の手すりがある |
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↑↓撮影時期が遅い方がカラー。そうしたら手すりが・・・。
モ364と同じに・・・。 |
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↑↓上の白黒365と下の366は同時期の撮影・・・。手すりが違ってる。 |
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この頃はまだ、路線にも元気がありましたが、三苫あたりまでは市内直通バスがバンバン攻勢をかけていました。
三苫~宮地岳のあたりの方はマイカーで送迎、頻発する列車がある鹿児島本線の駅に流出する情勢になっていました。 |
※本ページを作成するに当たり、(株)電気車研究会 鉄道図書刊行会刊 鉄道ピクトリアルNo292、517、668、847号<特集>西日本鉄道を参考にさせて頂きました。なお、系列分けは店主独自のものです。店主撮影画像の車両のみ形式コメントしています。 |
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