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↑公衆浴場 鶴丸温泉 玄関 |
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↑吉都線鶴丸駅から18〜20秒で鶴丸温泉・鶴丸温泉旅館に到着する |
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↑男性の浴槽 |
モール温泉で昭和50年代までは北海道十勝川温泉と、鶴丸温泉の知名度が高かったが、近年、温泉掘削技術の進歩で全国的に類似の温泉が増えた。
しかし〜ぃ!泉質の濃ゆさは近隣では随一。店主が2回行った北★道十★川温泉の数倍は濃ゆいと思える濃度
褐色の湯に入浴した瞬間から
・モール温質の特徴である桧材から発する芳香のような香りがほんのり立ちのぼり、気持ちが安らぐ
・即、お肌がヌルヌルになる。別名?ピーリング効果発揮。
他に
・湯温が高いので冬場は最高。
・飲泉可能
・湯の成分で、足元が滑りやすいので要注意!
・湯元主に宣伝する気がほぼ無いので、主に口コミによる
・朝6時〜夜9時(閉店時間)というロングラン営業
・熱烈な支持者多数
等の特徴がある。
湧水町近隣の温泉は多数あるが、ここ鶴丸温泉は周辺住民やコアなファンに愛され続けている。
浴槽は男女とも区分になっていて浅さと温度が違う。誰もいなければ 浅い方では寝そべり可能。
大きい浴槽は少々深くて、店主は直角座りで首近くまで浸かれる。
店主的に鶴丸温泉の湯船は最高のデザインと機能を持っていると思う。 |
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↑女性の浴槽。男性浴室同様の扉が中央奥にあります。
※異性人よる撮影。両湯とも女将さんの撮影許可を頂いております。 |
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↑ さて、しゃがんでやっとの扉を引くと・・・。ありゃりゃ〜!←多分改修されるのでは?と期待? |
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↑露天風呂があります。右は水風呂 。奥の小屋はその昔活躍していたサウナ |
↑写真の左中の矢印のあたりが吉都線鶴丸駅(土手のやや下にあって車体が上半分見える)踏切の警報音で接近が判り、発車時のエンジン音は最高。
早朝、夜間は吉松側にある川内川橋梁を渡る列車のかすかな音も聞こえる。
この露天風呂の掃除は浴場側の清掃の他、地域愛好者による自主的な掃除も月に数回行われているそう。←入浴されている常連の方の話 |
旅 館 の 部 |
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↑案内看板はレトロを通り越して更新が必要かも |
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↑夕食全景
湯上がりのビールをゴックンして撮影がおろそかに・・・
「蒸し焼き黒豚」の写真はガッツイていたため、蓋を取って撮影すべきところ肝心な写真を取り損ねてしまいました。
なにせ豪華。宿泊料は7,000円で2食付き 驚愕のお値打ちである。
1階の食堂で食します。その間に2階の部屋の布団を敷いてくれます。 |
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↑海老と大根とキクラゲの三杯酢和え? |
↑鹿児島と言えばハマチの養殖で名を馳せる厚身切り。 |
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↑ニジマスの塩焼き。大振りで食べ応え充分 |
↑骨付き豚の煮込みこれはウマイ! |
元々結婚式を行ったり、宴会用の供食を行ってきたため、しっかりとした料理を出してくれるのが女将さん流。
考えられない良好な料理と食事品数、価格である。 |
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↑鶴丸温泉旅館の玄関 |
2019.04現在、鶴丸温泉旅館の方のトイレも洋式トイレに改修されたそうです。
部屋は畳敷で綺麗にされている。個別空調、TV付で快適。寝具は豪華掛け羽毛布団。
ネット故、敢えて書かない点は、到着後の状況判断でフロントにご相談ください。 |
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平成9年に初めて訪れてから今回で4回目。撮影機器の高度化により(苦笑)掲載が可能となって、宮内様御夫妻写真のネット掲載も御快諾頂きました。
<女将さんにインタビューしました>
■鶴丸温泉誕生の経緯
昭和38年頃、裏の田んぼに温泉が出ました。
田んぼにドラム缶を置いてお湯を入れ、夕方には地域の皆さんで入っていましたが、1〜2年もすると誰かが浴場を作ればと言う話になりました。
そこで国鉄の蒸気機関士だった父が退職金の前借と借入金で土地を購入し、公衆浴場を作り、皆さんに利用して貰うようになりました。
■現在の鶴丸温泉になったのは
昭和43年2月21日〜3月25日迄までに震度5以上の「えびの吉松地震」と命名された直下型地震が5回も発生して、地域がダメージを受けました。
肥薩線や吉都線が1〜2ヶ月くらい不通になり、鶴丸〜京町温泉間の直線の線路を見ると線路が波打って崩れたりしていました。
当時の温泉は平屋だったので地震を機に解体して、結婚式が出来る大広間や宿泊施設を併設した2階建ての旅館も同時に建築して現在の形で再オープンしました。
■以前、鶴丸温泉旅館では演劇鑑賞会や結婚式もやっていたとお話を伺ったことがあります
主人はお芝居を観るのが好きなので、夏場の閑散期対策で興行師と組んで鹿児島市や宮崎などに当時120万ぐらい掛けて宣伝し、一時は鹿児島から貸し切り列車で来てくれたりして大いに賑わいました。およそ25年位いつも同じ劇団が来てお馴染みの役者もいたりして喜ばれていました。
■入浴していると地元の熱いファン皆様から昭和の温泉としてこの格好で遺して欲しいという声を聞きます
遺してゆきたいとは思いますが、建物も50年近くになり、地震地帯なので耐震強化や施設の改善を進めなければならない方向です。
2016年の台風で塀や建物の一部が被害を受けたので、女性の露天風呂が入浴出来なくなっていますが近々修繕する予定です。
温泉をゆっくり楽しんで、皆さんで語らってもらえる貰う施設の青写真はあるのですが、子供老人が入る浅い浴場、深いお湯3種の湯船は、皆さんに守ってくださいと言われているので検討しなくてはなりません。トイレや施設全体などの改修時期や工法をどうやって行うか思案中です。
■朝早くから夜遅くまで大変長い時間営業されています
朝は6時から営業と言うことになっていますが、とにかく地元の早い方々がいらしゃって・・・。
夜は21時に営業をお仕舞いにしないと掃除が出来ませんから、それまでに入浴して貰っています。
※朝の6〜7時は結構な人数が入浴に来ています。
■6ヶ月毎日通うと定期利用の権利が?
※入浴中に●町に引っ越してきて「やっと認定してもらえた」という方から聞いた件をお尋ねしました。
ウチの温泉がお好きな方は半年間、毎日通って下さいますと、毎回窓口でお金を頂くよりも月極で3,000円として、朝晩と言わず営業時間時間中は好きなだけ入ってもらえます。
近隣の方々は月極¥●,●00円←正確な金額を聞いていますが、激●で自主規制。書けません$(_ _)$
■あまり宣伝をされていませんね
口コミで全国から多数お見えになりますが、今のところはこのままのスタイルかなと。
※顔見知りの地元客がメインなので浴室に鍵付ロッカーは無い。
旅行者など常連以外のお客さんが激増すればそれなりの対応が必要と思われるが、そうでもない現在はこのままとなっているらしい。
■介護施設も始められて十年以上経ちますね
母親の介護の経験もあって平成16年に地域で必要と思って始めました。
※現在はかなりの職員さんもいらしゃって、地元の雇用と介護に大貢献されています。
素晴らしい泉質の鶴丸温泉、来る度に優しい対応をしてくださる宮内御夫妻。
これからもお湯を守ってお元気で御活躍されることを心から御祈念申し上げます
<店主のありがたき想い出>
初めてお世話になったとき、朝一番の肥薩線吉松発人吉行きの列車に接続する吉都線がありません。
隣駅で比較的近く、歩くつもりだったので、1時間くらいで行けますか?と問うと、「明朝、吉松駅まで送ってあげます」とありがたいお言葉に感激。
さらに吉松駅で車を降りる時、女将さんは「ものすごく大きなおにぎり」を手渡してくれて「車内で食べてください」と。
周辺にコンビニなど無く、腹の空いた小僧に心に残る嬉しい想い出でした。
※過去の話ですので、現在は原口有村タクシー吉松営業所 0995-75-2072に数日前に事前相談願います。←早朝番の段取りがあるため。 |
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鶴丸駅入り口 |
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↑開駅記念碑 |
↑裏の碑文(仮名文字で読めません) |
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↑JR西日本の特許と思っていたら、吉都線の線路保守にも飛び火していた。
水曜日は実質朝晩のみの運行。代行バスは無い。 |
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