フィルムスキャン&プリントのS、 鈴木写真変電所 
関連の各ページへ 2020.04現在
 ■ビネガー復原アイロンキットの効能概要
 (1) 円弧状からエンピツ状まで、
弾力の残ったフィルムの平面化
   鉛筆的に丸まったフィルムを救出→
鉛筆状に丸まったフィルム
 (2) フィルム内で活性化してい
る酢酸の活性度を極限まで低下させ延命
   ※店主のビネガーフィルムは約10年前の処理開始以来、全て変化無く延命中
 ▲パリパリ系のフィルムSCAN??
    フィルムのビネガー最終形の寸前→ラストチャンスに賭ける
    ビネガー最終形の固化フィルム  →最強・最極悪のフィルム
 (3) 一気にビネガーフィルムを処理
   ガラス挟みスキャンにお勧め
   
大判ビネガー復原アイロンキットで、一旦加熱、酢酸を蒸散?活性度を極低下させる。
   長期間保存
後に再度、ビネガー復原アイロンキットで再加熱してSCANすればOK!
   
湿度管理と定期換気が条件
 ■ビネガーアイロン・SCAN時の必要品
 (1) 保存用の収納スリーブ
   グラシン紙スリーブしか無いと考えています→グラシンスリーブ
 (2) ベンジン
   衣類しみ抜き用等、薬局で購入可能
 (3) クリーニングペーパー
    ベンジンを含ませて、
清拭時に糸屑の出ない極細化学繊維のペーパー
   が最適です。
    ※HCLデジタルクリーニングペーパーは製造元の三菱製紙が生産終了
   代替品として2品見つけました。他にもいろいろ製品があるようです
   ■ レンズクリーニングペーパーNikonシルボン紙セット
     レンズクリーニング液やアルコール系。ベンジン??(店主未使用)
   ■ クラフレックス ハイエックス
     印刷輪転機等清拭用 (HE-503M)購入ロットが大きいです(店主使用済)
 (4) エアコンプレッサー
   スキャン時のゴミ飛ばしに模型用の小型コンプレッサーをお勧めします。
   コンプレッサーの例:エアテックス AIRTEX APC-001R2等の低騒音型
   模型用?と本職用?は口径が違い、互換用の接続器具に合ったものをお探しください。
   購入時に口径と接続部分は充分に御注意下さい。
■スキャン方法
  (1) エプソン GT-X980/970 →概略的に 
→実践的に →設定方法のキモ
  (2) アイロン後に湾曲残るフィルムはガラス挟みスキャンで→ガラス挟みSCAN
  (3) 高画素のデジタルカメラでSCAN →
NikonES-2
  (4) RAWの
ネガ反転ソフト→RAW反転ソフト(SLKYPIX-10試用記)
■データ保存は→こちら
■SCANデーターの命名規則等→こちら
■USB接続機器の取り外し方→こちら

■ハードディスクの収納装置→こちら
■パソコンを自作する→こちら
 
SILKYPIX Developer Studio Pro5で退色補正に挑戦(その2)
1-【露出】
   今回はほぼ適正露出?でそのまま

2-【ホワイトバランス】
 
  「ホワイトバランス(太陽マーク)」アイコンをクリックすると
  ・色温度、・色偏差、・暗部調整、・ミックス光調整のボードが表示されます(赤枠)
 
  ・グレーバランスツール(藤色)で、例として(1)から(3)の場所をそれぞれ測色してみます。
  グレー(白~黒)の「らしいところ」をとりあえず選択。
 (1) グレーバランスツール(藤色)をクリック
 (2) 場所をクリック
   各数値の変化と色調の変化を御覧ください。
 (3) 履歴で戻り、
一番良いところのサンプルに決めて各項目の微調整を続行します。
 
(4)黄変かぶりを効率よく除去するのには白~薄グレーの箇所を選択すると大まかな除去が可能です。

 (1)  (2)  (3)
 【指示後の演算中に注意】
 
演算が終了するまで色調の変化があります。
 
演算マークが消えるまで待ちましょう。 
4-【調子】
 調子アイコンをクリックすると・コントラスト、コントラスト中心、ガンマ、黒レベルのスライダーが表示されます。
 コントラストと黒レベルは、かなりはっきりと画像を「締めます」

 
5-【カラー】マルチビュー
 
このメニューはお手軽修正用。
 適用すると「ホワイトバランス」の調整が生かせないこともあります。

 
マルチビューはどの処理中でも表示可能。比較しながら変更が出来ます。
6-【ホワイトバランスの微調整】
 
 スライダーと円を使って微調整(したい場合のみ)  
  中央部分に黄色系がかぶりますがアナログ的な変化ですので、キリがありません。
  この程度までは容易に調整出来るという見本です。
  今回の変退色の色調補正は終了です。以下、画質の調整を行います。
7-【シャープ、ノイズリダクション】
 
・かっちりと上げたい→シャープ処理→荒れる
 ・人物顔等ふんわり系→ノイズリダクション→ノッペロ~系
 ・ディスプレイ用、プリント用様々な状況に好みで適用します。
 シャープ傾向 標準   ノイズリダクション傾向
修正元画像を作成しておけば、以降、何度も加工する際の色調を統一できます。
その際は
「現像」で必ず解像度指差喚呼、確認して、別名保存してください。
以上の画面を御覧になって「大して補正できてない」「なんだこの補正色は」と思われる方は
  お持ちのモニター(ディスプレイ)に対して是非モニターキャリブレーションをお勧めします。
変退色補正に挑戦(その1)へ戻る サイトトップへ  このページトップへ
  (株)市川ソフトラボラトリー SLKYPIXページ(外部リンク) 
 ※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
Copyright(C)2010.04 フィルムスキャン&プリントのS All rights Reserved