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デハ6000形
2023.11.27 Ver2.01(補訂、写真一部拡大)
弘南鉄道6000形晩年の快速運転、大鰐駅留置入換方法とその生立ちをかいつまんでみました。 |
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↑6005-6006 |
■6000形 デハ6005-6006、6007-6008 計4両 ←大鰐方・中央弘前方→ 最下段に動画 |
東京急行電鉄(東急車輌含)がステンレス車両に本格的に取り組み始めた第2弾。
スキンステンレス=鉄骨組+外板ステンレス
前面は手間暇かけた曲線多用の優雅仕様。鋲の代わりにスポット溶接なので、アバタへこみ。
6000系として主電動機の出力を20kw上げて120kwにした最終の製造グループ。
一見数字上では120KW?大きいと思われるが、1台車1モータなので1/2マイナス複雑機構で実質60kwを下回ると言われていた。
当時は75kwオールMが流行中。相当非力でも当時の東急線では「可」だったのかもしれない。
大鰐線の快速として大事に扱われたものの、種別が廃止になってしまった現今、老朽化が進んで、2014年夏期を以て6005Fは解体され、6007Fは庫内にて保管的車両となったようです。
(動態保存的な復活があるのかどうかは不明)
1961年6月製造なのでちょうど2011年6月で満50歳。
中間車は4両譲受したが車両扱いではない。倉庫代わりとされたりしている。調査不足にて割愛 |
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■↑デハ6008ステンレス板の溶接ひずみを隠すためのコルゲーションが今となってはおしゃれに見える。 |
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■↑デハ6005。6007Fの青帯編成にある側面2本の飾り帯が無い。下の2枚の写真とは約9年の差。 |
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↑庫内入れ換えで若干稼働中だった2000年の6005+6006 |
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6007Fに比べて調子が良くないのと、2000.07に店主が訪問した時は既に車内の老朽化により旅客営業での稼働は無かった
2014年9月以降、部品取りからはじまり徐々に解体され、6005が倉庫代用となって2014年12月16日現在、6006の車体の解体が始まりました。(ED221K様情報ありがとうございます)
2023.11現在残る6007-6008は保管状態で、ステンレス部以外の床などの車体の痛みが激しいため、今後イベントなどで牽引されて庫内走行程度が出来ればが現状のようです |
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6000形概略 |
← 大 鰐 |
◇ |
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◇ 中央弘前 → |
デハ6005 |
デハ6006 |
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デハ6007 |
デハ6008 |
東急C編成(東洋120kw複巻モーター)、1台車1モータ2軸駆動、TS-315台車(平行カルダン) |
東急入籍1961.06.15 →弘南譲受 1988.09 →2014廃車解体 |
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東急入籍1961.06.23 →弘南譲受1989.11→2014 庫内車化 |
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■快速運転(2006年10月廃止直前の時点) |
2000.07現在は日祝及び第2、4土曜日、学校の春、夏、冬休みを運休にしていた
往路(出庫)大鰐から中央弘前行きが501レ、復路中央弘前から大鰐行きが502レとされた
以前、夕刻も中央弘前発の列車があったが、廃止されている。
中央弘前行きは石川、大沢、千年、西弘前に停車。復路は西弘前、城南、千年、大沢、義塾高校前、石川駅で往路便が通過する城南、義塾高校に停車した。
往路は運転時分の確保するため、義塾高校前、城南を通過した。
大鰐で5分後に発車するの後追の普通が各駅に対応した。
復路は中央弘前からの学生を沿線の学校の最寄り駅に「配給」していた。
大鰐発の後追い列車の設定はホームが2面あるので可能だった。
しかし廃止される前は登校生が多いはずの復路でも乗車率はかなり低いように思われた。
晩年は主に6007Fがその役をこなして、検査時は7000系が代走した。 |
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↑快速運用終了 |
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↑到着列車は5番線ホームから弘前方に引き上げ。
ポイントを留置線側に手動で転換。
右後方にクハ1267が見える |
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↑留置線に入る。検査時は一旦5番線に戻り、大沢に
向け通常10:30発。大沢からは15:35発で戻る。 |
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■↑快速運用以外は大鰐駅の留置線に留置。撮影:2000.07
運用に入るときは上記の入換えを行う |
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■↑最末期の6007-6008による快速
弘前市内に向かう学生や通勤客を乗せてりんご畑を快走 |
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■↑中央弘前発の義塾高→大鰐の復路区間は輸送終了と同然で大鰐に向かう。 |
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■強雨の平川鉄橋にて |
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↑大鰐線快速列車に運用されていた6000系6007+6008
6008号は方向幕が壊れてシール貼りになっている |
★★大鰐線快速(大鰐→中央弘前)6008号車内録音は→こちら
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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