フィルムスキャン&プリントのS、 鈴木写真変電所
 高解像度で取り込む事が重要です
(1) スキャン 元画像です。白黒でもカラー16bit-4000dpiで取り込みます。
   
 変色+カビ+ネガ粒子右端が相当剥離。黒縁はフィルムの端です。 SCAN=NikonXED 津軽鉄道十川駅付近
(2) 白黒調に変換し、 A4判相当の比率にカットしました。
   比率から、丁度フィルム粒子が剥離した右側を落とせます。夏だったので何の荷物がこんなに編成を組ませたのでしょうか。   
(3) スキャン解像度が高いので拡大しても十分耐えられます
    編成の真ん中ボギー貨車が写っています。 何を積んでいるのでしょうか?カワイモデルの模型にあったような?
    カビカビ・・・。ですが、画像として楽しめます。
 
 ちょっと休憩の1コマ 
 津軽に入るのに五能線回りで旅を楽しみました。当時の宿泊は往復はがきで予約制の「ユースホステル」のんきなもんです。
 泊まれるかどうか、返事を1週間近く待たなければなりませんでした。
 深浦にもあったので利用しました。朝の一番列車に乗ろうと山を下る途中に、このアングルが。
 一番列車は完全な通学列車、かつ、五能線最長客車編成です。五所川原方面、東能代方面(オハユニ?組込)が停車中。 
 
 トリミングしてみましょう。
 いやぁ〜暑い暑い。うだる暑さの中を「カシャコン・カシャコン」とロッドの音を響かせて貨客列車がやってきました
 
 車両中心のトリミング。
 拡大のおかげでカビがバンバン露わに。修正する気力はゼロ。カビのヤロ〜!!機関車のラッパ付近から放射状に。
 
以下 フィルター遊びを少々。
 
 
 
 とまぁ、3枚ほど加工してみました。暑さで陽炎が・・・。 
関連の各ページへ 2024.06補訂
■ビネガー復原アイロンキット本体の紹介→こちら
 ■ビネガー復原アイロンキットの効能概要
 (1) 円弧状からエンピツ状まで、弾力の残ったフィルムの平面化
   鉛筆的に丸まったフィルムを救出→鉛筆状に丸まったフィルム
 (2) フィルム内で活性化している酢酸の活性度を極限まで低下させ延命
   ※店主のビネガーフィルムは約10年以上前の処理開始以来、全て変化無く延命中
 ▲パリパリ系のフィルムSCAN??
    フィルムのビネガー最終形の寸前→ラストチャンスに賭ける
    ビネガー最終形の固化フィルム  →最強・最極悪のフィルム
 (3) 一気にビネガーフィルムを処理
   大判ビネガー復原アイロンキットで、一旦加熱、酢酸を蒸散?活性度を極低下させる。
   長期間保存後に再度、ビネガー復原アイロンキットで再加熱してSCANすればOK!
   湿度管理と定期換気が条件
 ■ビネガーアイロン・SCAN時の必要品
 (1) 保存用の収納スリーブ
   グラシン紙スリーブしか無いと考えています→グラシンスリーブ
 (2) ベンジン
   衣類しみ抜き用等、薬局で購入可能
 (3) クリーニングペーパー
    ベンジンを含ませて、清拭時に糸屑の出ない極細化学繊維のペーパー
   が最適です。
 (4) エアコンプレッサー
   スキャン時のゴミ飛ばしに模型用の小型コンプレッサーをお勧めします。
   コンプレッサーの例:エアテックス APC001R2(ヨドバシカメラにリンク) 等の低騒音型
   模型用?と本職用?は口径が違い、互換用の接続器具に合ったものをお探しください。
   購入時に口径と接続部分は充分に御注意下さい。
■スキャン方法
 SCAN解像度について→メーカー解説はその場限りの解像度
  (1) エプソン GT-X980/970 →概略的に →実践的に →設定方法のキモ
  (2) アイロン後に湾曲残るフィルムはガラス挟みスキャンで→ガラス挟みSCAN
  (3) 高画素のデジタルカメラでSCAN →NikonES-2
  (4) RAWのネガ反転ソフト→RAW反転ソフト
■データ保存は→こちら
■SCANデーターの命名規則等→こちら
■USB接続機器の取り外し方→こちら
■ハードディスクの収納装置→こちら
■パソコンを自作する→こちら
・ビネガーシンドロームの実態
・自分で大量スキャン実行方法 
当店のスキャン業務等   店主の地方鉄道巡り  店主のお散歩・グルメ
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