|
↑これは画像加工ですが、このように色抜けが悪化している事例が多々あります。プロ写真家も頭を頭を抱える現象です。 |
70年~80年代の撮影時はこのような状況であっても、現像処理や保存状態によって色素をつなぐ「カプラー」という物質が弱体化を始めると、色抜け街道を驀進していきます。
業界の方にお聞きしますと
これは現像作業が容易と言われる「内式フィルム」に発生しており
コダクロームの「外式フィルム」では発生が見られないそうです。
プロカメラマンのフィルムや写真館の中大判フィルム等にも、この現象が発生して頭を抱えている状況だ。と言う現状をご教示頂きました。
※再現像と称する手法もあるようですがコスト等で困難なようです
※カプラが弱体化した時点で粒状性も悪化します。
■デジタル化して色調の調整をするしかないのですが、豊かな階調の復元は望めません。
ポジは進行度が判別しやすいですが、ネガは判りません。
フィルムの点検を行って早めのデジタル化をお勧めします。
※決して煽るわけではありません。現実をお伝えしております。
|
|
コダクローム昭和32~35年頃のコダクローム色状態2020.07現在 |
|
|
関連の各ページへ 2024.06補訂 |
■ビネガー復原アイロンキット本体の紹介→こちら
■ビネガー復原アイロンキットの効能概要
(1) 円弧状からエンピツ状まで、弾力の残ったフィルムの平面化
鉛筆的に丸まったフィルムを救出→鉛筆状に丸まったフィルム
(2) フィルム内で活性化している酢酸の活性度を極限まで低下させ延命
※店主のビネガーフィルムは約10年以上前の処理開始以来、全て変化無く延命中
▲パリパリ系のフィルムSCAN??
フィルムのビネガー最終形の寸前→ラストチャンスに賭ける
ビネガー最終形の固化フィルム →最強・最極悪のフィルム
(3) 一気にビネガーフィルムを処理
大判ビネガー復原アイロンキットで、一旦加熱、酢酸を蒸散?活性度を極低下させる。
長期間保存※後に再度、ビネガー復原アイロンキットで再加熱してSCANすればOK!
※湿度管理と定期換気が条件 |
■ビネガーアイロン・SCAN時の必要品
(1) 保存用の収納スリーブ
グラシン紙スリーブしか無いと考えています→グラシンスリーブ
(2) ベンジン
衣類しみ抜き用等、薬局で購入可能
(3) クリーニングペーパー
ベンジンを含ませて、清拭時に糸屑の出ない極細化学繊維のペーパー
が最適です。
(4) エアコンプレッサー
スキャン時のゴミ飛ばしに模型用の小型コンプレッサーをお勧めします。
コンプレッサーの例:エアテックス APC001R2(ヨドバシカメラにリンク) 等の低騒音型
模型用?と本職用?は口径が違い、互換用の接続器具に合ったものをお探しください。
購入時に口径と接続部分は充分に御注意下さい。
|
■スキャン方法
SCAN解像度について→メーカー解説はその場限りの解像度
(1) エプソン GT-X980/970 →概略的に →実践的に →設定方法のキモ
(2) アイロン後に湾曲残るフィルムはガラス挟みスキャンで→ガラス挟みSCAN
(3) 高画素のデジタルカメラでSCAN →NikonES-2
(4) RAWのネガ反転ソフト→RAW反転ソフト
■データ保存は→こちら
■SCANデーターの命名規則等→こちら
■USB接続機器の取り外し方→こちら
■ハードディスクの収納装置→こちら
■パソコンを自作する→こちら |
|
|