フィルムスキャン&プリントのS、 鈴木写真変電所
じぇじぇじぇ〜!
フィルムの危機紹介
・大量スキャンのアドバイス
・店主的フィルムスキャナ比較
ビネガーシンドローム(フィルムが丸くなる)
スキャン営業内容他
ブローニーSCAN等
・フィルムデータ保管法
・取り込み解像度比較
スキャナー用フォルダの例
喰ったら体重倍返し
半皿〜ッ!グルメ

ウケ狙いで、そろそろ古い?
随時更新中。
お立ち寄りを
地方鉄道中心の
写真・録音見出ページへ

・30分以上多数
旧客峠駅売、山スカなどお勧め
各ページ大画像多数です。「ADSL」環境は受信に時間を要します。そのまましばらくお待ちください。
    最新の画面に更新をお願いします。画面上部にある「ページ更新」このマークをクリック
    または、上部にある「表示」→「最新の情報に更新」で画面を最新情報にして御覧願います。
<注意喚起>
 2000年以降に現像したPETベースのフィルムが化学樹脂ケースと感光剤が溶着する
事例をかなり確認しつつあります。
→画像事例(本ページ下部) 研究発表は下記リンク9から
因果関係は密封に近い状況での「発生ガス」なのか、「悪化しているフィルム」をかなり確認しました。
化学樹脂ケースに保存されている方は、大丈夫と思わずに、ネガケースの表裏を確認して見てください。
通気性がほぼ無い化学樹脂ケースで長期保存は「最悪」。「通気性」を確保が最優先です。
※ただし湿度と温度の管理を怠るとカビの発生やさらなる悪化に繋がるので注意してください
<2015.07.25>最近、感光材の色ヌケが酷くなってきたと感じています。保存年はどんどん経過しています。
白黒、ポジ、カラーネガなど全てメリハリが薄れてしまうフィルム多数。写真関係者も頭を抱える大事態・・・。
正直、悩むよりさっさと決断(投資)、適正な機器、後悔しない解像度でスキャンされた方が良いと思います。→御自分で
 
発症後の画像はこちら 
 クリックで該当場所が表示されます
1  フィルムの劣化3大症状と対策
2  ビネガーシンドロームの発症と経過 
2-1  発症後の画像  
2-2  必見店主の扱ったフィルムや店主のフィルムの発症例、修復したり失敗したり・・・別ページが新たに開きます。
2-3   PETベースフィルムの化学樹脂ケースとの溶着・変退色
3  発症原因
発症の具体例-1 レイルマガジン名取編集局長の「編集長敬白」他 
5  発症の具体例-2 マイクロスコピックブレミッシュ等-感光材の変褪色溶連等
6  発症後の諸処  重曹で臭いは消えても?アイロン利用?
7  なぜ広報周知されないのか 
8  フィルムにやさしい保存への改善(進行遅延)策 
◆文献リンク へ ※ PETフィルム劣化研究に関するリンク追加しました
1 フィルム劣化の3大症状とは
 フィルムベースと感光材料それぞれが経年劣化するもので、
 フィルム特性、現像処理、保存状態が複雑に絡んで原因の特定はほぼ困難です。
 発症したら進行は一般には止められません。
 

ビネガーシンドローム
  ・フィルムのベースが徐々に自己溶解、変形します。
   
フィルムから強いお酢(酢酸)の臭いがすることが特徴→名称由来
◆PETベースフィルムの劣化
  
樹脂ケースに溶着、あるいはガス濃度の変化によると思われる変退色多数発見中です。
 
本ページに掲載。直ぐ見たい方へ 画像は→こちら 劣化の認識発表は→こちら
◆マイクロスコピックブレミッシュ
  感光剤が経年劣化(酸化)して粒子同士が結合、変色したり剥離します。

◆対策
  デジタル化・・・劣化進行で1度しかスキャン出来ないつもりで
   高品位な画質でスキャンを行い、現時点の色調保存
  ・
保存方法の改善→鉄道フィルム保存セット等の活用で通気や調湿等の確保→保存環境の自己管理 
 2 ビネガーシンドロームの発症と経過
 フィルム自身が加水分解をはじめて、ネガフォルダーの中で酢酸ガスの濃度が上昇
 (1) フィルムの加水分解作用で自分自身が酢酸ガス等を発生
 (2)
ネガフォルダーが化学樹脂製で、通気性がほとんど無い場合
   自己分解→酢酸ガス発生速度が加速、酢酸ガス濃度上昇の悪循環
 (3)短期間(年単位)のうちに加速度的にフィルムは破壊されてます。 
 (4)発生場所は様々で局所のみ悪化している例もあり
 (5)化学樹脂ケースではフィルムと溶着する状況も発生
  (6)丸まって広がらなくなり、無理に広げると損傷するようになって、フィルムの使命終了
 
2-1発症後の画像(店主の扱ったフィルム)
  
発症例はフジ、サクラ、コダックの全メーカーの「トリアセテートベースフィルム(TAC)」で確認しております。
  お客様や店主自身のネガ等で様々な状態を確認しましたが、共通するのは、強烈な酢酸臭です。

 
・主な症状
  フィルム送り穴のシワ、全体の縮み、曲り、丸まり、乳剤剥がれへと進行します。
 ・化学樹脂のネガケース
  フィルムと溶着の危険を抱えます。
  ビネガーシンドロームが進行すると、特定の化学樹脂製のケースと化学反応を起こして液状化するため、
  樹脂製のネガ袋にベタ付き始めます。
  このネガ濡れているのかな?という感じです。双方完全に固着してはがれないフィルムもありました。
  ※全ての樹脂と反応するのではありませんが、材質の判断が困難です。

  ※フィルムベースの丸まる性質上、表面側が多い。

 カラーネガもこのように発症します。
2-2
店主の発症例や修復の挑戦・・・是非御覧ください。
  
フィルムがこんなになってしまった失敗等の怠作?の
   5ページ建ては
→こちら 
  ※大画像のため表示されるまで時間がかかります。少々お待ちください
 
2-3 PETベースのフィルムでも通気性無しが原因?の溶着変退色 
 
2000年以降のフィルムで発症事例をかなり確認中です。
 
店主が化学樹脂スリーブで保存していたスリーブ状態の「ポジ」が密着し、汗かいて変色していました。
 PETベースのフィルムなので「ビネガーシンドローム」ではありませんが、感光材料層が反応して、
 変退色していました。原因は現像処理過程なのか、保存過程で自然発生なのか??
 通気性がある程度あれば防げた事例です。

 
さらにお客様のフィルムで完全にケースと溶着した画像をご覧ください。非常に危険です。
↑黄線の中の樹脂ケースがフィルムの感光材料と反応してたわんでいます。
 ↑フィルム本体の感光材料層は「つや消し」のような痕跡が残っています。このまま放置していたらどうなるのでしょうか。
 ↑お客様のコダック公式樹脂ケースに入って部分溶着中のT-400フィルム
  
 ※ケースを引き裂いて、はがさないと取り出せない状況になっていました。
 当たり前ですがマウントしたポジに溶着の発生はありません。
 
マウント同士が密着しても、ネガとの隙間が確保され、画像と化学樹脂ケースとの密着が無いため、空気と反応する退色やマイクロスコピッシュブレミッシュ等のみと思われます。ただし、樹脂箱が多いのでガス濃度は上昇します。通気性のある箱に保管替えを。
3  ビネガーシンドローム発症原因
  フィルムの基盤材トリアセテート(TAC)が加水分解しやすい性質があり、これに以下の条件が加わると発症します。
  メーカーを問わず発症しますので、フィルムの構成材質と現像処理と保存方法の3要素が絡みます。
  これらはメーカーも断定が困難なうえ、具体的な発表がなされていません。
  店主としては以下の推測を行っています。
  (1) 現像、定着工程
    処理時の薬剤構成や処理液の疲労や濃度、水洗等。
  (2) 保存方法
    温度、湿度、保管容器、容器やフィルムケースの通気性  
  (1)、(2)やその他の状況が絡まって発症。  
4 発症の具体例-1(ビネガーシンドローム)
 店主のチョイスですので、他に事例発表は多数あります。この囲みの中は全て外部リンクです。
 
レイルマガジン名取編集局長のブログ 
 (1)編集長敬白 ”ビネガーシンドローム警報”発令中(2008.05.31付)
   http://rail.hobidas.com/blog/natori09/archives/2008/05/post-786.htm
 (2)編集長敬白 ”ビネガーシンドローム”感染拡大中(2010.01.16付)>
    http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/01/post_1190.html 
 (3)編集長敬白 ”『わが国鉄時代』vol.7は緊急特集「あなたの『国鉄時代』を護る」。(2011.11.22付)
   http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2011/11/post_228.html 
 湯口徹さん
 湯口徹さん著の「黒潮と小さな汽車の通り道」(上巻)の「はじめに」で、中段から「ネオパンSSのヴィネガーシンドロームで
 120本のネガがやられて・・・。」下巻ではエピローグで「フジフィルムのヴィネガー・シンドローム」と題してその状況を詳説
 されておられます。 
 
国会図書館の資料リンクはこの下方ですが→こちらからも
5 発症の具体例-2(マイクロスコピックブレミッシュ等)
  カラーフィルム変褪色と粒子溶連、ベース黄変や白黒フィルムの粒子の溶連 
  「銀」が関係する色粒子酸化破壊され、カビ模様のように融合します。
  色素材の変色、褪色
  カラーフィルムの発症で一番多いのは「ベース黄変褪色」です。
  画像から1980年代と思われるフィルムも発症しておりました。→化学樹脂のフィルムスリーブ入
  白黒フィルム
  本来は綺麗に並ぶ粒子が「溶連」するため、グラデーションが荒くなり、高感度フィルムのような状況になります。
  お客様や店主の発症例は
→こちら※大画像のため表示されるまで時間がかかります。少々お待ちください
 発症後の諸処
 ・進行を止める手立てはありません。
  進行を加速させるのが自己発生する「酢酸ガス」なので、通気を良くして「濃度」を下げる方策が有効です。
  御客様の白黒フィルム百本超が40年前後経過していて、ビネガーシンドローム症状と酢酸臭がありましたが、
  ネガフォルダーは全て紙製で通気が良かったのでしょう。フィルムベースの状態はかなり良でした。
  
 ・健全なフィルムの隔離
  酢酸ガスの影響でフィルムベースが刺激されるので、発症しているフィルムから
  健全なフィルムをいち早く、隔離して保管場所を別にするという手立てが「症状進行遅延対策」として有効です。
  同時にカビ対策として湿度管理も重要です。

 ・とにかく高品位なデジタル化を行う
  一度だけで済むように高解像度、高品位な画質でフィルムのデジタル化を行い、現在の状況で画像をデジタル保存します。、
  デジタルデータは破損しなければ変化無く、そしてパソコンで様々に活用出来るファイルとなります。

  
・症状進行の遅延策
  ビネガーシンドローム対策はネガフォルダー自体を通気性のあるものに変更し、通気や湿気に気配りして
  進行の遅延対策とする。という簡単な話です。


 ・自己発生する酢酸ガス
  通常の生活空間において酢酸ガスを気にされる必要はありません。
  ネガケースの中の、ミリ単位〜ミクロンの空間で発生している酢酸ガスのお話です。臭いは強弱あり。
  こだわったとしてもネガフォルダーが収容されている箱の中の話です。
隔離が重要です

 
・重曹で臭いが無くなる?説
  酢酸ガスの臭いは無くなっても、化学反応でガス同士が結晶化して、その結晶はどこに付着するのか不明です。
  フィルムの基盤自体が自己溶解始めている状況に、成分が染みこんで自己溶解を止められるのか疑問です。
  結晶化した場合はその除去方法は「水?で除去?
これだけはおやめください」←水洗は実験した結果あり。→こちら

 ・アイロン
  ダメ元で
変形しても「画像は画像」と、ゆるい解釈であればリスクなどを考えて・・・・
  ・本当の初期状況において、アイロンで乾燥させたグラシンスリーブ保存箱で保存中のフィルムは
   まだ1年経過はしていませんが症状は再発していません。(2012.08現在)
  ・筒状に丸まって乾燥したフイルムは展開ができても、基盤が分離したり、ビネガー臭は消えません。→再発抑止以前の問題
  しかし、
表面がネトネト、ヌルヌル状態のてかりのある進行フィルムで店主が成功した例は皆無です。オシャカになります。
  (1) アイロン後、直ったようだが、スキャンすると感光材が光干渉のようにシマシマうねりになる。
  (2) フィルムが波を打ってしまう→縮みの一種だが本稿では別種として扱い。
  (3) フィルムが縮んでしまう。

 ◆遅延せずに進行
  「マイクロスコピックブレミッシュ現象等」です。
 
 空気と触れ合う酸化ですから、これは通常、対策が困難です
 なぜ広報周知されないのか
 
フィルムメーカは日本ではほぼ1社のみ存続。関連業界は、一般向けにダンマリ作戦?です。
 ※発症には、製造、現像処理、保存環境等多岐にわたる諸処の環境要因の事実はありますが・・・。
   訴訟社会に入った日本では、訴訟や損害賠償のリスクを避ける万全の周知方法が無いからだと思慮します。
   さらにデジタル化で、メーカー自体も撤退、倒産、関連業界もほぼ手を引いているため、
   何かしようにも現存の1社のみが標的にされ、受け皿すら構成できないのでは無いかとも思われます。     
  
このため、広告(収入)などでお付合いのあるマスコミ・出版界は警告記事を書けないのでは?と邪推します。
 お持ちのフィルムの状況確認を!!
 大丈夫と思ってしまっていたフィルムが実は危ない!ことも。
 
俺のは大丈夫!で「箱を開けたら」アリャリャ〜進行中の実例は良く聞く話になりました。
 至急、フィルムの臭いを嗅いでください。
 カラーフィルムの黄変褪色はデジタル化やプリントしてみないと判りません。
 
大切な「人や家族」の思い出のあるフィルムはデジタル化または業者の写真プリント2L版等にしておくことをお勧めします。
 少しでも保存方法を改善(遅延)したい 参考例ですのでご承知ください。
1 フィルムが息をできるよう
  フイルムスリーブ(ケース)を保管する箱に通気性を持たせる
  →通気性と酢酸ガス吸着効能のある「アートケア」紙の箱に収納する
  以上の機能は、(株)コスモスインターナショナル様に発売を頂いている
  
「鉄道写真保管セット(ビネガー対策保存セット)」で→こちら

2 箱内の湿度をカビの生えにくい湿度に調湿可能な材質を入れる
  
「KEEPWELL」(富士フイルム製)を使用する
   酢酸ガスの吸着効果については
   下記KeepWellの「機能特徴」の「KeepWellの構造」→「ガス吸着材」の記載で
   
低濃度(20ppm)の酢酸ガスを検出限界以下に下げることができ、
   長期間効果が持続するととともに吸収された酢酸ガスは中和反応により不活性化・・・。
と表示されています。
 
 メーカーの商品機能特徴ページ→こちら(外部リンク)
  ※1 メーカーでは密閉使用で約3年としていますが、 
     ビネガーが進行中のフィルム箱に使用すると取替頻度は短期間となります。
     ▼密閉箱のリスク
     ビネガーフィルムのガス濃度が上がって、酢酸ガス吸着限界を超えるリスクがあります。
     ▲通気性のある箱
     密閉容器よりも通気性のある箱の方が酢酸ガス濃度上昇リスクの減少が得られます 
     
  ※2 商品自体の裏側の表示について
      「使用上の注意」の文中(3)に
      品質劣化が進んだ古いフィルムに対しては、効果は期待できません
      と表示されています。ビネガーや感光材の劣化は事実上の進行を止められないために
      記載されていると考えます。
       しかし、ガス吸着効果で遅延させる一助の商品と考えられますので紹介しております。 
 富士フイルム製のKeepWell(キープウェル)の画像です。
   
   国会図書館の検索 以下は外部リンクです。
「ビネガーシンドローム」のキーワードで検索。ざっと一読してお役に立ちそうなリンクです。
全て
マイクロフィルム対象ですが、フィルムのベース構造は同じです。

※アクロバットが「?」を示した場合、「?」を閉じて画面上部にある「ページ更新」このマークをクリックすると大抵開きます。
1   マイクロフィルム の長期保存 劣化とその対策 2007年9月 コダック株式会社
ドキュメントイメージングアンド ビジネスプロセスサービス事業部 企画部 楢林 幸一氏
※プロジェクターの講演用の資料用でわかりやすく解説されています。使用者説明用でフィルムメーカーならではの濃い内容
1 マイクロフィルム・写真の 保存について
   国立国会図書館 資料保存研修特別研修 JIIMA 検定試験委員会 委員 黒木 信宏 氏
   ※※プロジェクターの講演用の資料用。フィルム粒子や保管方法をわかりやすく解説されています。
2マイクロフィルム保存のための基礎知識
  国立国会図書館
3 マイクロ資料保存に係る 国立国会図書館の取組 収集書誌部資料保存課 久永茂人氏→こちら
4 IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則
第5章 写真およびフィルム媒体資料
62 2003.7 IFLA 図書館資料の予防的保存対策の原則第5章 写真およびフィルム媒体資料
一般的な保管方法について。なお、PDFの1ページ目は白紙に近いので2ページ目に移動してください。→こちら
店主の発症例や修復の挑戦・・・是非御覧ください。
  
フィルムがこんなになってしまった失敗等の怠作?の
   4ページ建ては
→こちら 
  ※大画像のため表示されるまで時間がかかります。少々お待ちください
 
じぇじぇじぇ〜!
フィルムの危機紹介
・大量スキャンのアドバイス
・店主的フィルムスキャナ比較
ビネガーシンドローム(フィルムが丸くなる)
スキャン営業内容他
ブローニーSCAN等
・フィルムデータ保管法
・取り込み解像度比較
スキャナー用フォルダの例
喰ったら体重倍返し
半皿〜ッ!グルメ

ウケ狙いで、そろそろ古い?
随時更新中。
お立ち寄りを
地方鉄道中心の
写真・録音見出ページへ

・30分以上多数
旧客峠駅売、山スカなどお勧め
※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
Copyright(C)2010.04 フィルムスキャン&プリントのS All rights Reserved