フィルムスキャン&プリントのS、 鈴木写真変電所 
湿度と温度の管理を怠るとカビの発生やさらなる悪化に繋がるので注意してください
マイクロ スコピック ブレミッシュ現象、ポジフィルム変質等 
 ポジフィルムと樹脂スリーブの変、フィルムの変褪色・剥離などの例 
剥離、粒子溶連写真はページ下部にあります。
ビネガーシンドロームフィルム基盤材が酢酸ガスで破壊される現象
 マイクロ スコピック ブレミッシュ現象等は感光材の銀が酸化して
 
白黒は「黒」がおかしくなり、「黒色のグラデーション」等」が破壊されます。
 
カラーは色粒子が同様に溶連や変色・褪(退)色となります。
 ちょっと拡大するだけで、こんなに汚い画像になっちゃった。という現実もあります。
 感光材は空気中の「酸素」等に反応しますから、

 特殊処理の出来ない一般人は普通は防げません。
 店主としては、フィルムの長期保存対策も大切、
 しかし、
デジタル化で「感光材の色粒子等」の今を保存できます。
 ↓↓ネガカラーの黄変の例。中央部分が広く黄変している事例も多数あります。 
 ネガフィルムの色はオレンジですから変退色は肉眼で判りません
 御客様の昭和40〜60年代のカラーフィルムをスキャンすると、残念なことにほとんどの方の
 ネガが黄変の濃淡の程度違いや中央部のみ黄変様々な形で変色しております。

 
色調の整復はスキャン時にソフト的に行うか、コマ毎に手作業で行わなくてはいけません 
 黄変するカラーフィルム 
 
黄変は非常にポピュラー化しています。
 店主のフィルムでも黄変バッチリカラーフィルム蔵出し。
 フィルムはオレンジベースなので、こんなに全体が黄変してるなんて判りません。
 雪で真っ白なホームと思いきや、まっ黄っき〜
※ハーフ判の切出しです。
 ネガカラー:周辺部を残して黄変が進行する例。お客様にご協力を頂きました。画像の転載禁止です。
  通常のスキャンをした画像です。
 変褪色がまだらに進んでいます
  スキャン時にデジタルROCで補正した状況です。
 画一補正不可です。
  コマ個々、場所毎に修正が必要な状況です。 
   
ポジフィルムの例 ※ハーフ判です。
2011年にポジスキャンしたら更に変褪色〜。ネガもポジもカラーのスキャンは、とにかく急いだ方が「吉」
その昔、安価な非純正現像店にてお金無かったので仕方なく・・・。
2011年再スキャン。アリャリャ!ま赤っかぁ〜。
  悪戦苦闘。やっと、この程度。
 
車体色いじると背景の類似色調が連動。
 色調調整はいくらやってもきりがない。
 ↑2003年に試しでスキャンしていた同上のネガ。
 変褪色の進行は保存状況により変化しますが。
デジタルデータはスキャンした時点のまま変褪色進行停止。
ポジフィルムの化学樹脂スリーブ内ガス高濃度化と思われる感光材料の悪化(店主蔵)
 化学樹脂スリーブ(ポジフィルム現像所のまま)保存していたら何となくおかしい。
 ↑すぐ出してみると感光材料の痛みが進行中で、このようにまだらな状態に。
  溶着部の化学反応によるガスの高濃度化が原因と思われる
 お客様にフィルム感光材の劣化症状画像掲載のご協力をいただきました。 
 
掲載をご快諾いただきましたお客様に厚く御礼申し上げます。
 ※この欄の画像の転載は禁止です。
 
複数のお客様ですが全て化学樹脂製のネガフォルダを利用されていました。店主のフィルム発症は→こちら
感光剤が剥離、浮いた状態ビネガーシンドロームを併発しています。粒子も溶連・変褪色で荒い状態
 同上の大規模かつ剥離が始まったもの
 ↓フィルムベースから剥げ落ち 若干の感光材の薄い層が残存?してわずかに色粒子が残る部分も
白黒で感光剤剥離進行中。お酢のにおいプンプンで「複合破壊」 
白黒の銀材料が溶連して粒子が大きくなり、画像がつぶつぶで汚れている。カラー取り込み
 カラーフィルムメーカー各社で見られる色粒子の溶連現象。
 
感光材料が隣同士で溶着(溶連)し始めます。
 店主はマイクロスコピックブレミッシュ現象の中途系と解釈しています。
 カラーフィルムで一番多い現象です。
 この状態は中規模?。期間や保存状態等でさらに溶着が拡大。画像が乱れます。

 
白黒は特に「黒や白」の表現域が汚くなってしまいます。
 カビとは違います。 カビが生えないから大丈夫?スキャンしたらアリャリャということにならないよう
関連の各ページへ 2020.07現在
 ■ビネガー復原アイロンキット本体の紹介→こちら
 ■ビネガー復原アイロンキットの効能概要

 (1) 円弧状からエンピツ状まで、
弾力の残ったフィルムの平面化
   鉛筆的に丸まったフィルムを救出→
鉛筆状に丸まったフィルム
 (2) フィルム内で活性化している
酢酸の活性度を極限まで低下させ延命
   ※店主のビネガーフィルムは約10年前の処理開始以来、全て変化無く延命中
 ▲パリパリ系のフィルムSCAN??
    フィルムのビネガー最終形の寸前→ラストチャンスに賭ける
    ビネガー最終形の固化フィルム  →最強・最極悪のフィルム
 (3) 一気にビネガーフィルムを処理
   ガラス挟みスキャンにお勧め
   
大判ビネガー復原アイロンキットで、一旦加熱、酢酸を蒸散?活性度を極低下させる。
   長期間保存
後に再度、ビネガー復原アイロンキットで再加熱してSCANすればOK!
   
湿度管理と定期換気が条件
 ■ビネガーアイロン・SCAN時の必要品
 (1) 保存用の収納スリーブ
   グラシン紙スリーブしか無いと考えています→グラシンスリーブ
 (2) ベンジン
   衣類しみ抜き用等、薬局で購入可能
 (3) クリーニングペーパー
    ベンジンを含ませて、
清拭時に糸屑の出ない極細化学繊維のペーパー
   が最適です。
    ※HCLデジタルクリーニングペーパーは製造元の三菱製紙が生産終了
   代替品として2品見つけました。他にもいろいろ製品があるようです
   ■ レンズクリーニングペーパーNikonシルボン紙セット
     レンズクリーニング液やアルコール系。ベンジン??(店主未使用)
   ■ クラフレックス ハイエックス
     印刷輪転機等清拭用 (HE-503M)購入ロットが大きいです(店主使用済)
 (4) エアコンプレッサー
   スキャン時のゴミ飛ばしに模型用の小型コンプレッサーをお勧めします。
   コンプレッサーの例:エアテックス AIRTEX APC-001R2等の低騒音型
   模型用?と本職用?は口径が違い、互換用の接続器具に合ったものをお探しください。
   購入時に口径と接続部分は充分に御注意下さい。
■スキャン方法
 SCAN解像度について→メーカー解説はその場限りの解像度
  (1) エプソン GT-X980/970 →概略的に 
→実践的に →設定方法のキモ
  (2) アイロン後に湾曲残るフィルムはガラス挟みスキャンで→ガラス挟みSCAN
  (3) 高画素のデジタルカメラでSCAN →
NikonES-2
  (4)
RAWのネガ反転ソフト→RAW反転ソフト
■データ保存は→こちら
■SCANデーターの命名規則等→こちら
■USB接続機器の取り外し方→こちら

■ハードディスクの収納装置→こちら
■パソコンを自作する→こちら
じぇじぇじぇ〜!
フィルムの危機紹介
・大量スキャンのアドバイス
・店主的フィルムスキャナ比較
ビネガーシンドローム(フィルムが丸くなる)
スキャン営業内容他
ブローニーSCAN等
・フィルムデータ保管法
・取り込み解像度比較
スキャナー用フォルダの例
喰ったら体重倍返し
半皿〜ッ!グルメ

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