フィルムスキャン&プリントのS、 鈴木写真変電所
信州編(別所温泉の松茸・小谷村ぞば蛍・善光寺・野沢温泉) 
写真は折りたたみの携帯(笑)
<松茸山 城山園> 上田別所温泉の山奥
 2014年から経営者が変わり、「別所和園」として営業中。
 提供内容も一新されたようです。

 
<以下、城山園時代の内容です>
 数年前、上田電鉄とコスモスを撮影しようと、元TQの7200系「エセ丸窓車」に乗ってとりあえず、別所温泉へ。
 駅前をぶらり一周したら「松茸」という幟が多数パタパタ?
 此処は松茸で有名なのかな?。
 花(電車)より松茸。幟の一軒「城山園」に電話する。「迎えに行きます。」
 しばし待つと駅前にマイクロバスが到着。
 別所温泉街を通過して山へドンドン登っていき、林道で突如終点。
 ここから歩いてね。と下車。

 ハダカ電球が吊られている山道をアップダウン。
 おおっ!掘っ立て山小屋!ナイス。
 
 この感激を今回、非鉄の御一行様をお連れして喜ばせようと画策し、
 行く場所をひた隠しにしていたが、道路の幟旗をみて気づいた様子。
 ご一行様ご到着。
 んで、セットメニューと特別に松茸焼を御注文。
 店内のお客はツアー客もいるようだ。
 到着と同時に「わ〜っ」「きゃ〜っ」と驚いているが、
 こちらは、寄る年波の連中だからか嬌声が出ない。


 まずは土瓶蒸しから。
 そして天ぷら。「カッチカッチやゾ〜」という、朝イチセッティングと思われる冷めた野菜天ぷらの松茸小片入が悲哀を醸し、全員「モチベ」急降下。
 上がるか「鍋」で(笑)。
 鍋に点火。地鶏らしいが、これが美味かった。
 松茸鍋は(→写真)こうなっているので、終盤には一応、大人の押しつけ合いを行う。「食べれば」、「いいよ」、「じゃぁ俺たちが」、「イヤ俺が」、じゃぁ、あっちちっ! ダチョウ倶楽部か。ということまでは無かったが。

 まぁ、どのお店も鍋で腹一杯にしないとアカンやろうなぁ。松茸ご飯付。
 
 松茸姿焼は係のおじさんが説明。まず片面焼いて「キュ〜」と鳴いたら、 
 裏返して
松茸の露が出たら早めが食べ頃とのこと。露が出たらパク(笑)
 
 ご一行様、2手に分れて実践。
 店主は生っぽいのが好きなので、露が出るかでないかで、さっさと取分ける。
 「ポリシャキ、ポリシャキ」。

 一方は、「未だ早い」、「もう少し」とか言いながら、
 アルミ陶板の上で「松茸」をキュ〜、キュ〜鳴かせる。
 「あ〜あ〜っ!縮み始めたじゃん」という悲鳴。
 どんどん縮まって・・・。(露放出した?)

 知らんワ。(笑) 説明のおじさんに軍配が上がる。

 松茸は城山園のサイトに「松茸は、その年の天候などにより収穫が左右されます。時には厳選された他物を補う場合もございますのでご了承ください」とある。
 要はこの山小屋雰囲気で「おおっ!」ということが重要。
 このシチュエーションなら、電車撮影の折りに面白いのでは。
 他にも松茸小屋と称するお店多数。旅館は松茸料理でおもてなし。 
 別所温泉周辺が松茸の名所とは知らなんだ。京都より格別に安い?
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城山園別所温泉外景
 ↑山小屋は斜面に建つ。
  店内に松の幹がにょっきり出てたり。
城山園 別所温泉松茸鍋
↑実にビジュアルに出来ている。
城山園松茸
 ↑この松茸がチームの運命を分けることになった。。左のアルミ陶板で焼く。
信州小谷村の蕎麦屋<そばや蛍>  
 地元在住のVIP友人が「とっておきの蕎麦屋」さんを探しておいたよ。と、
 ありがたいVIP友人の車で延々走る。

 青木湖の大糸線沿いに走る。車中のご一行は鉄友ではないので、
 ここで写真撮りたい。などという「たわごと」は聞いてくれない。
 なので、今回はカメラは持参せず。ケーターイで激写。

  小谷温泉方面に車は走る。
 俺もセ〜、未だ行ったことがないんだセ〜。小谷温泉の山小屋の露天風呂と共に評判が良いんだセ〜。と方言を聞きながら、山奥へずんずん進む。
 すると「蛍」と小さなアートな案内看板が。

 これだセ〜。とハンドルを左にきって急坂を登る。
 看板といい、道路といい、まるで讃岐うどんの「山内」に行くようだ。
と思ったら、その数倍長かった。
 地方でこういうシチュエーション増えてませんか?小川の庄もそう。
 前置が長いのでヤバイと思ったら、ちょうどお店の駐車場に。(笑)
 切株に駐車番号が書いてある。

 さて、何時の時代に建てたのと思うボロボロの車体(家屋)を最新の車内に更新したテイのお店。外壁に新しそうな電気メータ箱?が目立つ。
 しかし、店内は「ランプ」のみで営業。
 電気の使用は隠れ厨房と冷蔵庫かい!
 
 大ガラス張りの「蕎麦打ち台」と相撲が取れそうな広さの
「ゆで釜おくどはん」+「麺洗場」が客席から芝居を見るように
 配置されている。完全な蕎麦シアター。衣装もそれなりに凝っている。
 盛りつけは流しで洗うところまで見せて、ためざるを別室に持ってゆく。  
 蕎麦が延びんじゃねぇか〜ョ。(笑)
 こういう設備で一度で良いから蕎麦ゆでて、大きなタメザルで洗いたいという、蕎麦オヤジがいるんじゃねか?それは「でぶ店主」のことだろっと。

 お店の人達は全員20代〜30代で超若い。

 蕎麦の品書は「蛍の緑」880円、深里780円の2種 基本、二八とのこと
 「蛍の緑」は1番と2番粉あたりか。
 「深里」は挽きぐるみか。
 店主は蛍大盛×2、深里大盛×1。合計3大盛にチャレンジ。
 同時に出してもらうよう依頼。やってきました。

 まず、蛍の緑から即座に「つゆを付けず」にすする。大盛の量はあるものの、一気にすすり込み約50秒?1枚終了。
 「新蕎麦の香り」が素晴しく、実に良かったです。
 外2とか言いそうな配合状況。
 2枚目は「深里」を頂く。田舎蕎麦仕立同じく即終了。
 香りや気品は「蛍の緑」に軍配。
 3枚目はおつゆをどっぷりつけてバンバンいただく。

 後半になって急に「テラメシ倶楽部」マエダンゴ氏の表現を借りると
 「イヤイヤウサギ」が出現しかかったが、無事クリア。
 超堪能した。これだけ喰ったのは山形荒木蕎麦で「むかし毛利」とニシン蕎麦を一度に食べた時以来。寄る年波でと思ったら、その前に「小川の庄」の囲炉裏でお焼きを3つ食べてた。(笑)
 店主の好みとしては、四角乱切り風の「蛍の緑」は、信州上田市周辺の切り方?の
 「ヘロヘロ」乱切りか、江戸蕎麦の更級風に細く綺麗に切りそろえて欲しかった。
 今の時期以外は香りは不明・・・。
 訪問は土曜日。この山奥にわらわらとお客さんが殺到中。 
小谷村蕎麦蛍
↑駐車場からの「蛍」遠景 
小谷村蕎麦蛍入口
 ↑入口。わざとらしい古さで興ざめ
蕎麦蛍メッセージボード
 ↑看板にチョークで書き綴る
  元モスバーガ−の人がいるのかな?。
蕎麦蛍お品書 蕎麦蛍蕎麦釜
お店のフェイスブック2020.05現在 
 グルメ番外 <三河屋洋傘専門店>
 善光寺の駐車場を探してグルグル。
 コイン式パーキングに止めて、歩き出した途端に??レトロなお店発見
 なんと傘屋さんだ。ガラス戸越しに見ると傘が山積みで放置のもよう。
 非鉄の旅仲間が「入って見ようよ」とドアを開けて中へ。
 
 ご高齢の店主が奥のガラス戸の向うで仕事中。
 「ごめんくださ〜い」
 仕事を中断して出てきてくれる。
 ※店主と紛らわしいので以降、「爺店主」とさせていただきます。

 観光客がかなり立寄るらしく、有名なお店のようだ。
 製造販売を行う非常に珍しいお店。
 傘布を裁断して貼り合せ、傘骨にしっかり、丁寧に糸で縛る。
 縛る箇所は通常品よりも多く丁寧な細工。骨の数の多い物もある。
 
 手の届くところに、お勧め品を置いており、爺店主は座りながら、手を伸して商品を説明してくれる。おしゃべりはザックバランだが非常にツボを心得ている。
 ※客を品定めしつつ、該当の価格帯を出す。長年の商売勘。

 主力商品はおしゃれな柄や雨に当ると絵柄が浮き出るものや、裏表の生地が異なる傘など、普通のお店では扱っていない傘を見せてくれる。

 主力商品は、16,000円前後の善光寺お賽銭20円込みの品がメイン。
 流石に生地が素晴しい。麻や絹の日傘も作っている。

 価格が、上記以下の品物も「これは高い物の廉価版」なんていう、シャレが出るが、かなりおしゃれな柄物もある。
 他には、地元の人も買いに来るのか、ビニ傘まで置いてある。
 
 非鉄仲間は、あれこれ、あれやこれや「これも良いなぁ」「こっちも良いなぁ」〜。長居になる。だれが傘買うんだ ?これだけ説明していただいて。

 「私はちょっと」、「俺はいいや」、「私も、う〜んやめとく」、「じゃぁ俺か」・・・・それじゃ逆ダチョウ倶楽部じゃねぇか。(笑)
 店主は、非常に気に入った絵柄の傘があったので、お土産に購入。

 「出世傘」という名の素敵な生地の傘もあったが、欲しいなぁ〜と思いつつも、名前が既に1丁上がりの店主の人生はなじまず、さらに価格もなじまず購入は見送られた。
 爺店主さん、お元気で傘作ってお店続けてくださいね。     
三河屋洋傘店外観
三河屋洋傘店看板
三河屋洋傘店店内
三河屋洋傘店キャッチ
爺店主が作ったキャッチが貼られている。 
三河屋洋傘店店主
 ご高齢だが非常におしゃれ。「写真取るの?まだ髪の毛をセットしてないんだよ〜。」と気にされていました。
三河屋洋傘店傘商品の
服装と服飾は傘も含めて考えると面白い。
裏地に凝った布地柄の傘などは、使用する人が「メルヘン」の世界に入り込む素敵な世界だ。 写真右の絵柄が内側に織込まれた物もある。基本は毎日営業しているようですが、爺店主がいてこそのお店。
お会いしたい場合は確認してから行かれた方が良いと思います。
善光寺山門 善光寺参道 善光寺修理中
第一山門?  第一山門から第二山門までの間の門前街  日頃の行いのせいかお顔隠しの善光寺 
<善光寺門前蕎麦>と言う名称はあるのか無いのか知らないが・・・。
 蕎麦好きとしては、門前のおそばには興味がわくところ。3軒突撃。
◆大丸
 「大もり」を注文。
 おお〜っ、この食感。生地は厚いが、切り方を薄く、一寸幅ありと幅に変化をつけて切る
この切り方。粉は挽きぐるみでない。配合は二八とのこと。
 新蕎麦の香りはしないが、好きな食感ではあった。
 ただ、価格が「もり」で1,000円とかなりお高い。
◆大善
  霧下そばを標榜するお店。
  十割蕎麦大盛と更級を注文。
  十割蕎麦の粉は挽きぐるみ。 新蕎麦の香りはほぼ無い・・・。
  圧倒的に下記の「蛍」の二八の香りに負ける。
  何故こんなことを書くかというと、看板に仰々しく色々と書いてあるから。
  更級は歯ごたえを堪能できる。
◆元屋
 爺店主情報によると地元の人気店とのこと。
 11時過ぎというのに早くも満席状態。2階へ通される。
 価格は「もり」550円から。価格が非常にリーズナブル。
 地元のお客さんが並ぶのも頷ける。
 「もり」を注文。
 しばし待つとやってきました。粉は**だろうが、配合の妙。
 充分頂ける美味しいおそば。
 なぜ「大もり」を食わぬのかと言うと
 元屋に行く前に、2軒大盛2枚+普通1枚、少し坂下の「小川の庄」で、
 またしても懲りずにお焼きを3個も食べてしまったため、「大盛」では、
 確実にテラメシ倶楽部の「イヤイヤウサギ」が店主にも乗移りそうだったので
 通常の「もり」に事前に調整・・・。 <TOPへ戻る>
 善光寺・小布施はもう少し新しいページあります2018年→こちら
善光寺蕎麦店大丸
善光寺蕎麦店大膳
「小川の庄」
善光寺の参道に直営店が。
小川村の山頂にある「小川の庄」本店は、囲炉裏の脇でバンバンお焼きを作っていて、それをこの鉄鍋で焦目を入れ、脇の金網に移して下から炭火で中まで加熱していた。
皮の食感が違う。と思っていたら、たまたま厨房で●凍物をストッカーから出すのを●撃してしまったため。やっぱりと納得。
でも座って食べて個数分(1個150円程度)の料金で味噌汁付は超良心的。まぁ物産販売がメインだから。と言ってよいのかどうか。
善光寺小川の庄囲炉裏 善光寺蕎麦店元屋
西之門駐車場
駐車場を利用すると、写真の「よしのや」の蔵の裏側はレストランと味噌、お酒の販売店ワールド。
千円以上のお買物で2時間の無料券をゲットできる 。非常におとくではある。
味噌ソフトをはじめ、甘味も店内や、構内の野外テーブルで食事可能。
「蕎麦」と「お焼き」で満腹のお腹の中に「味噌ソフト」が染み渡ってゆく。
これを「ぎっしり」「隙無く詰込む」という(笑)
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西之門レストラン
<野沢温泉の街>
 長野電鉄の昔の広告に「野沢温泉」の地名があって、一度訪ねたかった場所。
 スキーで有名な場所だが、秋の祝日にたずねて「呆然」。
 祝日なのに街中に、ほとんどというか、見つけるのに苦労するほど人がいない。
 観光案内所で湯巡りセット150円を購入。マップをもらう。
◆外湯
 13カ所もある外湯だが、出入口にお賽銭箱という名の「寄付金」箱付である。
 料金にすると、管理規制が入って付帯設備のメンテが大変だからだろう。
 店主の入った外湯2カ所にトイレは無かった。街中にも1カ所?ちょっと困る
 蚕棚に衣類を入れるが目の前が湯船。コイン戻り式の小型ロッカーはあった。
 湯が「熱い」のも有名。
 人が入っていないと、熱い元湯が溜って「熱の湯」になっている。
 店主の好きな硫黄泉ではあるが「熱すぎ」。湯温は水道水で下げるが、
 人によっては「薬効」が薄れると嫌いな人もいるし、難しいところかも。
◆街
 斜面にへばりつくような街の状況なので、坂だらけ。
 道幅が狭く、軽自動車以外は厳しいので、自動車は駐車場において街中を歩く。
 スキーシーズンは判らないが、雪の無い3/4シーズンがこんな観光客の状態では、
 温泉街としての機能しているのか非常に不明。
 旅館群も投資を惜しんでいる様子なので、現代っ子に対応出来る旅館が、
 一体何軒あるのか無いのか。外観からは「NG」超連発の現況。

 温泉まんじゅう製造元とあるので、店頭のショーケースのぞく。
 まんじゅうがスーパーの総菜トレイに入れられて並んでいた。
 土産に6個頂戴というと、トレーに入った8個〜10個入を勧める。
 そんなに要らないから6個で良いというと、じゃぁ「紙袋になります」とのたまう。
 それじゃ、まんじゅうが潰れてしまうので、黙って店を立去ったが、500円程度のまんじゅう購入にトレーすらケチるようでは、余程経営が苦しいのか。
 店員の性格が悪いのか。

 近くの野沢菜のお店では、千円程度の買物に保冷剤と保冷袋を付けてくれた。
 野沢菜目当の観光だったが、どのお店もシールは「販売者」ばかり。OEM方式?
 (笑)
 野沢菜漬は、どこのご当地も「味付」だらけ。単純な「塩漬、発酵」が全く無いのが残念。

◆カモシカ
 帰路、道路にいきなり「カモシカ」が飛出してきた。急制動。
 どうやら畑で満腹になって山に帰るらしいのだが、道路を横切る先にコンクリの柵があるのだが、そこに登ろうと「猪突猛進」、2回チャレンジして無理と判ると進路変更、道路端を走って山中に姿を消した。
 「カモシカ」というと軽々と「ひょい、ひょい」という足取り表現がされるが、 今回のカモシカはドテドテと遅く、イノシシ並であった。
 きっと「メタボ」なカモシカなのかも知れない。
野沢温泉大湯
野沢温泉麻釜近く
野沢温泉街
野沢温泉麻釜
 有名な野沢菜をゆでたり調理したりする地元の人のみ利用出来る「麻釜(おがま)」
 ゆで卵が出来る温度なので危険。厳重に立入りが制限されている。周回して観光終了。
 南紀湯の峰温泉も柵がついた。まぁ当然。
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