|
|||||||||||||||
新 性 能 車 系 列(14770(14790)、14780、10020)2017.02.19増結、訂補 |
|||||||||||||||
このページの各車の登場当時の状況、製造年、車両性能等注釈については 、特段に鉄道図書刊行会発行「私鉄車両めぐり特輯第3分冊」 富山地方鉄道[2]秋山隆様の解説を参考にさせていただきました。ここに付記して謝意を表します。 |
|||||||||||||||
↑モハ10023(非冷房)三ツ眼、14755、14769の3車が並ぶ稲荷町車庫。 店主にとって一番良き時代だったかも |
|||||||||||||||
モハ14770形→(改番)14790形 | |||||||||||||||
↑ 車体窓下の帯に隠れるようにリムが1本。当時の技術では鋼板のタルミが出るかもと付けられたのか。14780にも 客窓上部やドア廻りの外板溶接にスポット溶接を試行したのか結構、凹痕跡がはっきり見える。 納車当初からこの凹状態だったのか、走行による応力で各スポットに凹が段々出てきたのか? 同年に製作された↓旭川電気鉄道の1000形↓は此処まで目立っていないが乗務員扉上部の凹は4個で同じ。 追分車庫で丁寧に溶接アバタをパテで埋めて塗装していたのか?? |
|||||||||||||||
↑14770形 富山地方鉄道初の高性能車(1955.10) ※床下機器を楽しんでいただけるよう明るくしました14771と14772で左右(笑) 14772号は当初クハ171で同時に入線し、1958.12電装して続番を名乗った。 2両とも当初から両運転台仕様というのがまた可愛い。 店主の絶対的な好みの形態。ローカルな地方私鉄のジオラマを作ったとしたら、優等列車用最新型として活躍させたい車両。 主電動機は110Kw×4。相棒のクハが電装された以降は、手を加えてなければ好きなだけ、単車でカッ飛べたのではないだろうか。 当然、「乗ってみたかった」の思いが未だにひきづる。写真に残せただけでも良しとするしかない。 ところで、推測であるが、台車NA-4Pの主台枠がプレス製であるが、重量軽減のために丸穴が5カ所開いている。 後年、振り替えられたのは、この丸穴に起因する何かがあったのか、それとも・・・。 閑話休題。日本車両は鋼体化用の標準タイプを作ったり、2〜3両編成がぴったりの素朴でいて流行を取り入れる、 素晴らしい車両デザイナーが頑張っていたんだ。と今頃になって感心する次第。 ところで、雷鳥色を考案したのは誰?公式には地鉄。 晩年の1981年に新形式モハ14760形の増備により番号が重複するため、モハ14790形に改番された。 その後モハ14792が平成元年に前面を14722風前面2枚窓、客扉を乗務員室隣に移設、客窓ユニットサッシ化を行った 意図するところはワンマン化の客流れ対策の試行ではなっかったのだろうか?それとも・・・。 |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
モハ10020形 | |||||||||||||||
↑10023F 非冷房、台車交換前。屋根上は電気ホーン、前面は前照灯が大2灯小1灯の三ツ眼時代。 10021F(1961.01)、10023F、10025F(1964.05) 14780に引き続き1961.1に10021F(Mc10021-T221-Mc10022)が登場した。 主灯がシールドビームになって前面中央部の印象が変わった。上記の14780の写真参照 10020形のサハ3両は全てクハ化された。221→クハ171,223→クハ173、224→クハ174。 窓が流行のユニットサッシになって店主的には、開け閉めは重いだろうが、14780の方の大形1枚窓の方が形態的には好み。 しかし、冷房のない時代の窓の開閉は必須だったから、扱いやすい方が好まれたのは間違いない。 なお、サハが都合2両づつクハ化された際、クハ171←タネ車がサハ221なのか222か、クハ173についても同じく サハ223なのか224かという車号対照については疑問中です。 |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
その後の10020形 | |||||||||||||||
↑特急うなづき号10025F+10023F 後方の北アルプスの美しさが地鉄最大のウリ。 |
|||||||||||||||
↑10025F+10023Fあいにくの天気だが、却って影が出ずに田んぼに写る。 田んぼの隅は押される風で水面が窪んでいる。 |
|||||||||||||||
↑後撃ちしたらなんと、寺田で併結したアルペン号宇奈月行きが。 撮っておいて良かった一コマ。 更新後の裾の違いがよく分かる。 |
|||||||||||||||
↑この当時はWindiaでダイヤを作表することもも知らず、単なる駅待ち、来るの待ちの世界。 静かな早月加積駅構内の電動ポイントがカラカラカラ・・・フィ〜ィン。と音がして、警報機の音。 さぁ、どっちから来るのか?と思っていたら、背後からカッ飛んで行った。 しまった。と慌ててバケペンのシャッターを切る。 |
|||||||||||||||
↑山をバックに10023F。 この当時、すでに10021Fは車庫の入換機扱いになっていた。と後で知った。 |
|||||||||||||||
↑滑川行きの方向幕が無いので運転台に「滑川行」表示を掲げて、朝の通勤客を迎えに行く。 | |||||||||||||||
↑富山に向かう通勤客を乗せて常願寺川の築堤を登る。 | |||||||||||||||
↑車庫に休む10025。 | |||||||||||||||
↑初めて10023のお面写真が撮れた。と思ったら 機械扱いになっていて、稲荷町車庫で車両の入換を行っていた。 |
|||||||||||||||
↑その日、なんと記念撮影でもあったのか、 偶然に上記入換中の10023Fを除き一族が集結していた。 なにか10021Fのお面が変だと思ったら、部品が取り外されて「箱」になっていた。 こういうときは何か感じてしまう店主。(2007.03.26) |
|||||||||||||||
↑まるで涙を流しているかのような10021。この日は解体回送の前日だったことが翌日判明。 | |||||||||||||||
↑翌日、朝の撮影に出かけたら、上市駅の構内に10021Fが移動しているのを発見。 デキ14730も同時に廃車になったようで 此処で解体されるのかと思うとやるせない気持ちで一杯であった。 何一つ情報無く、前日と言いなんという巡り合わせであろうか。 |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所 Copyright(C)2010.04 フィルムスキャン&プリントのS All rights Reserved |