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(各ページ再掲)
■田尾和俊著「恐るべきさぬきうどん」ブームが絶頂の頃、改装前の昔のうどん店50数軒を制覇すべく通い尽くしながら、撮影した琴電形式車号順画像帳です。各車種を適当に貼るとあまりにいい加減になるなので、撮影した形式車号の順番に貼ることにしました。
撮影したコマをほぼ全て同じ車号もベタベタ貼ってます。撮影時期は例によってゴチャ掲載です。
コメント入れてたら何時アップできるか判らんので、現在は貼り付けを優先してコメントは後刻、適宜入れるつもりです(苦笑)
本稿作成に当たり、鉄道ピクトリアル(記述中に号数など)を参考にさせて頂きました。 |
10形11・12 90形・94 |
■10形がお輿入れするまで
大正10年生まれの藤永田造船所製、京浜電気鉄道のデ41形(後に40形と呼称)木造車。総括制御を採用し、木造ながら日本で初めてトラスロッドを廃した車両である。(故、日野原専務記事ピク243号P60)
京浜電気鉄道は昭和17年5月1日に東急に統合され、品川営業局となった。同時に全車に5000番台を付した改番を行って、新形式デハ5120形となった。
昭和22年に本線が1500Vに昇圧されたが、古参のため昇圧改造されないグループとなって600Vの大師線に転属した。
昭和23年6月に東急から分離独立の際、東京急行電鉄の社名に見習ったのか「急行」を真ん中に入れた「京浜急行電鉄」の新社名になり、5千番台を取り除いて120形となった。
一足先に昭和19年11月にTc化されていた131を除き、昭和26年4月1日付けで全車Tc化の届出となっている。
この状況では、届け出前に順次クハ化されており、まとめてドンと届け出になったのだろう。
※クハ化は主電動機関係の電装品を取り外すだけだから、4月1日以降も電装品吊り下げ状態の車両があったのかも知れない。
昭和32年になると600系(初代)に改造名義で車番を譲ることになり、書類上その番号を引き継いで廃車となった。
琴電に行ったのは昭和33年10月に3次に分けて改造名義で廃車になった6両である。
■店主が見たのは掲載した画像の3車のみ。
琴電入線後、順次、車体を半鋼製化して活躍した。車体にほぼ忠実に鋼板を貼り付けたので、特徴ある屋根のカーブが残る。
ただし、前面だけは5枚窓だったので、車体に埋込む形の貫通扉を付けて両サイドに窓1枚の形状になった。
貫通扉の周囲に貫通幌取付座が無く、この車両も幌繋いで貫通編成をやったことが無いような気配である。
一族の来歴が記された文献や資料を照合中、今回、店主手持ちの120形6両の資料が琴電に入線してからの車番と京急600系(初代)に名義貸で廃車になった対象車番号について下記の相違があるので掲載しました(以下敬称略)。
(1)「ピクトリアル私鉄車両巡り特輯Ⅲ」の高松琴平電気鉄道(後)宮崎光雄著の車号対照
(2)鉄道ピクトリアル243号京浜急行電鉄「私鉄車両巡り85」(故)吉川文夫、永田義美、川喜田泉3者共著(敬称略)の車号対照
往々にして実際に車両を調査した方の資料と大本営資料が相違することもままあります。
店主の資料は「実際に・・」のほうではありません。
京急の車号違いについては、場違いですが記載をしておいた方が後々・・・。と言う判断で記載しております。
※余談:400形は300形、400形、600形、650形の出自の違う形式を400形にまとめ、デハあり、、(クハ)、サハありの世界。
このため、趣味の世界で(クハ)サハの存在で厳密に分けようと、400系4*0だろう!とか400形4*0で良いんじゃないか?
否、4*0系(デハ4*0、サハ4*0)とか分類研究的の話で発表されているが、これはあくまで趣味者の分類である。
本家は一表の場合、車体を半鋼製、全金属製に分類、分類枠の中で同形式を2段書きしただけなので「まぁ・・・」ということで。
店 主 資 料 |
鉄道ピクトリアル |
廃車日 |
京急120形 |
琴電10・90形
(資料突合作成) |
名義番号を貰った
京急600形
後の400系※ |
文献相違 |
ピク本文 |
S33.10.09 |
128
(S26.4.1付Tc化) |
12 |
614(465) |
665 |
ピク243号P76,P83 |
S33.10.09 |
131
(S19.11.Tc化)
※ピク243号P75 |
92 |
664(466) |
666 |
ピク243号P76,P83 |
121 |
ピク特輯ⅢP330 |
S33.10.18 |
126
(S26.4.1付Tc化) |
91 |
615(467) |
616 |
ピク243号P76,P83 |
S33.10.18 |
127
(S26.4.1付Tc化) |
11 |
665(468) |
664 |
ピク243号P76,P83 |
S33.10.27 |
123
(S26.4.1付Tc化) |
94 |
616(469) |
614 |
ピク243号P76,P83 |
S33.10.27 |
124
(S26.4.1付Tc化) |
93 |
666(470) |
615 |
ピク243号P76,P83 |
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20形 22・23・24 |
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60形 62・65・67 |
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70形 71 |
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7000形 710F |
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8000形 820F |
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850形 850 |
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950形 960 |
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10000形 1001F |
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1010形 1011F |
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↑貫通路の塗装剥離を補修↓ |
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1013形 1015F |
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12000形 1201F |
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↑ 1201号。次位は1202号 |
2両共に出自は富士身延鉄道
1201:竣工当時モハ100形102、国鉄編入され国鉄モハ9302号→国鉄モハ1202号と形式変遷して1958年(S33)入線、1981年(S56)廃車
1202:竣工当時クハユニ300形302→国鉄クハニ7200形7202→1958(S33)入線、1201と固定編成として稼働した |
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↓僚車の越後交通モハ5001号(モハ111号→S35越後入) |
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デカ1 |
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↑架線の無い車庫に車両を押し込むのには凸型車体が視界も良くて好都合のようだ。 |
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↑電動ホイスト側。ホイストモーターの上に雨避けの屋根が掛かっているのがほほえましい。
↓その後モータと屋根の形状が変わったようだ。パンタも変わっている |
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