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宇都宮ライトレール乗車して??
2023.09.18 Ver1.12
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■202.08.26に宇都宮駅前と芳賀町の工業団地を結ぶ「宇都宮ライトレール(株)」通称ライトラインが開業した。
殆どの表記は「芳賀・宇都宮LRT」と記載されており、出資比率約40%の宇都宮市が同約10%の芳賀町を立てての表記となっている
■芳賀・高根沢工業団地から宇都宮駅東口終点に向かって線路状況などを写真とともにコメント |
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↑宇都宮・芳賀の街に電車信号が設置された |
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芳賀・高根沢工業団地電停から宇都宮方面を観る |
↑↓架線柱はセンターポール方式が多く、架線は橋梁区間を除き、国鉄が低速走行路線用に開発し、当初、弥彦線、和歌山線に導入した直接吊架方式が採用されている。
当時は最高時速は70km/h程度として開発されていたが、改良はされているとは思うけど、このライトレール時速70km/hを目指すそうで、吊架点の硬点が2カ所ある方式で大丈夫??
超頑丈に見えるドブ漬け加工の鋼製支持具、薄く黄色で示したように加圧電力が結構広範囲に広がる状況。部品点数も多く¥もお高いのでは
この点、福井鉄道の最近改良部分は基本シンプルカテナリで碍子1個吊下(600V,宇都宮ライトレールは750V)で加圧範囲が狭く、かつ安価、シンプルカテナリで駅区間での高速性も良いように思えるのだが。
架線の吊架方式は軌道建設規定第32条に細かく規定されているが、時代遅れの正直なんだかなぁ~の条文を真に受けたような架線で・・・。こんな架線にした理由はムニャムニャ・・・。 |
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↑下の写真↓の反対方向。左折車が数珠ツナギ |
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最急勾配60‰
望遠レンズなので遠近感が圧縮されますが
厳冬期の降雨、降雪時の凍結対策が気になるところ
上の写真と同じ方向に曲がりたい右折車が数珠つなぎ・・・ |
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芳賀町の繁華街?総て駐車場を有する飲食店やDYI店などが左右に並ぶ
電停は「ゆいの杜(東、中央、西)」の3カ所だが停留所間が長く、店舗まで歩くのが・・・。 |
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↑線路は上下左右に曲がって本来なら70km/hで飛ばしたいところ
架線がジブイ
快速運転するには閉塞信号機があって良さそうだが、見当たらない。
どのような方法で運転?? |
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↑車窓にTANBOと住宅街が出現する
あと10年ぐらいで高齢化が始まりそうな・・・。 |
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↑宇都宮方面のホームから
グリーンスタジアム電停の宇都宮東口方面のホームから
芳賀・高根沢工業団地方面のホームを望む
とにかく道路と同一の高さで塗り固め・・・。
高齢自動車運転者には誘い水でアブナイ
道路を挟んで双方のホームに待避線がある。
帰路の乗客は考えずに降りたホームに戻るとお家に帰れない
↓芳賀・高根沢工業団地方面ホーム拡大 |
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↑まさに路面電車らしいポイントの分岐具合 |
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↑それなら砕石道床にしてしまえ~!
塗装を2~3年ごとに塗り直さなければならない予想
だが、大人の事情が絡みまくる |
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↑交通結節点とされる「清原地区市民センター前」電停
バスは朝晩のみの路線、あとは毎時1本の路線。待つのが地獄
風雨、極寒暖等条件は様々。下車して確認してないが
待合室が整備されているのかなぁ~
たまたま後方にバスが止まっていた |
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↑道路端の敷設により信号機は別扱い |
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↑道路と専用軌道の交差部分の信号
軌道法とは言え、遮断機つけて軌道車両最優先進行
にすべき次案ではと。玉電の踏切じゃ無いんだから |
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↑アップダウンを観ている分には楽しいが |
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↑ある意味すごい土木工事 |
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↑↓勾配谷間の電停 (飛山城跡)
電停に行くまでのバリアフリー通路が・・・。 |
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↑ 橋梁の横風対策、将来この区間で70km/hで目指すためか
シンプルカテナリー吊架。全線この構造で架線張架すべき。と思う
会社として全体の高さとかあるんだろうけど
架線支持具の豪勢さも気になる。
加圧範囲が広すぎる大手私鉄でも少ない豪勢な方式 |
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↑鮎釣りを楽しむ人々 |
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↑↓専用軌道なのに舗装 |
この専用軌道なのに舗装 とか電停だけ砕石で前後は塗り固め(平石)とかアンビリーバブルなスタイルが随所に見られるが、これは下記の理由があって
【軌道建設規定 第11条】
併用軌道に於いては軌条間の全部及び左右各610mmはその軌道を敷設する道路の路面と同一構造とし軌条面と道路面と高低なからしむへし→同じ高さで塗り固めろ!と現代風解釈
と規定されている。守らなければ規定違反で補助金¥が不交付に。
んで、¥¥が絡みまくるので仕方なくこのような区間が出てきて、じゃぁ、砕石区間は?
【第34条】
特別の事由ある場合に於いては国土交通大臣は本令に依らざる設計を命することを得
(2)特別の事由ある場合に於いては国土交通大臣の認可を受け前各条に規定する設計に依らさることを得
と言う、なんでもドアみたいな逃げ条項を使って、全線各区間こねくり回した結果の果て。
でも、どういう基準で使い分けているのだろう??是非知りたい
※架線等の規定した工作物総てに対応する条項
熊本や鹿児島市電のグリーン路面もこの「第34条」適用申請で・・・。
こんな建設規定を大正13年1月1日より之を施行すとして部分を修正しながら抜本改正しない。
路面を舗装したりしなかったり・・・。総て¥が絡むから事業者は唯々諾々で工事¥嵩む
宇都宮ライトレールの実態を観るに、あまりの規定と規定逃れの馬鹿馬鹿しさに呆れる
軌道法に基づくといえども「新規は砕石線路、高速対応架線」を基本に全面改正やって欲しい気分。 |
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線路の両側を自動車等車輌進入禁止に出来るなら
その区間は70km/h以上で走行させろ~ |
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↑↓平石電停ホームの軌道構造が砕石!!真逆になってなんで??
入庫線が交差するがホームは待避も出来る構造
望遠で撮影すると電停部分が砕石道床、他が塗りつぶし???
なんでこんな事になるのか。鉄道線路の汎用品阻止のため?? |
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↑上下架線を片吊り 架線柱はボルト締め1本足打法、
耐震性は東北新幹線の事例で強化されているだろうが
この長い横アームでは振れちゃってヤバくない?? |
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↑架線の伸縮を考えて可動容易なワイヤ吊りにしたのだろうが、
今は未だ良いが腐食対策は・・・。 |
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↑専用軌道と併用軌道の境目に横断歩道
信号機はあるが、この長い幅を時間内に渡り切るには怖い |
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↑物見遊山客で賑わってるようだ |
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↑宇都宮市内に入る |
中央を柵で仕切るなら両サイド仕切って専用線路にした方が余程、安全効率が良い
「軌道敷内通行禁止」にして、交差点は踏切制御で右折車には遮断桿。時速70km/hは出せる
何時までも継ぎ接ぎの「建設規定」で縛るなぁ~! ¥もね!! |
■驚いたのは2車線の狭い道路も交通信号の間隔が長過ぎ。宇都宮市民の気の長さが窺い知れる
随分と待たせる。横浜ではあり得ないような別世界。
【所要時間】
■開業時の現在の所要時分は上下とも全線48分で完全な平行スジ。
時間通りなので停留所で時間調整あり。通過予定時刻を採用すべきでは。数分の早着OKに
約1年かけ社員を慣らすがうたい文句のダイヤだが、悠長すぎる。
速攻、快速運転を開始しないと通勤客逃!
※快速運転の閉塞方法は軌道法に規定があるのか未調査だが、閉塞信号らしきが見つけられなかった
終点まで通う通勤客が「48分」をどう思うのだろうか
通勤バスはほぼ着席で運行されていたのなら、LRTは車内の半数は立席状態?48分の我慢?
通勤者は電停から徒歩で各企業に向かうが、自宅~LRT乗り場までの時間、乗車時間、企業までの徒歩の時間をトータルするとLRT利用で万歳になるのか
■道路の渋滞が一番困ると喧伝されているが、同じ区間で48分以上も掛かっていたのだろうか
■定期運賃 宇都宮~芳賀・高根沢工業団地間 1ヶ月15,120円だが企業として通勤専用バスを仕立てた方がトータルで割安では無いのか?
■ホンダは開通と同時に通勤バス廃止としたが、そのホンダ自体の事業所縮小の話が発表されているが、域内の関係に無い事業所なのか?どのように影響が出るのか。
関連企業も沿線に立地していれば甚大?な・・・。
■玄関から企業駐車場まで雨が降ろうが事なき通勤をしていた人が今後、雨天は風雨にさらされてまで利用するのか
■人に優しいような喧伝で実は電停からかなり離れた各事業所までは歩かなくてはならない
果たして利用客は上向くのか??
■イベント利用もグリーンスタジアム前から宇都宮東口まで各駅停車のみでは満員だったら「28分乗車立席我慢」が必要になる。そもそも短時間で何本も出せる体制にはなさそうだが・・。
■余談になるが平石電停と乗務員のいる本社はどう見ても歩いて5分以上掛かりそうな場所
途中、屋根も無ければ・・・。悪天候時、炎天下などの乗務員交代は、こりゃ大変・・・。
■FRP製の前面が「えち鉄」のようなクラッシュを起こさないように・・・。と思っていたら
早速、試運転で脱線、前面下部をメリメリ破断やっちゃった・・・。デザインより堅牢!望む
何はともあれ、ご盛業を祈念!! |
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入線時カメラの放列を浴びる
到着後、降車を確認してあたふた前方に移動してから
旅客の乗車開始。これもどこも似たり寄ったり |
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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