弘南鉄道6000形晩年の快速運転(連写動画有)、大鰐駅留置入換方法とその生立ちをかいつまんでみました。 |
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6000形6005-6006解体
2014年9月以降、部品取りからはじまり徐々に解体され、6005が倉庫代用となって
2014年12月16日現在、6006の車体の解体が始まりました。(ED221K様情報ありがとうございます)
残る6007-6008は大沢車庫で保管状態で、今後イベントなどで牽引されて庫内走行程度が出来ればが現状のようです。 |
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■6000形 デハ6005-6006、6007-6008 計4両 ←大鰐方・中央弘前方→ 最下段に動画 |
東京急行電鉄(東急車輌含)がステンレス車両に本格的に取り組み始めた第2弾。
スキンステンレス=外板ステンレス+鉄骨組車。
前面は手間暇かけた曲線多用の優雅仕様。鋲の代わりにスポット溶接なので、アバタへこみ。
6000系として主電動機の出力を20kw上げて120kwにした最終の製造グループ。
一見数字上では120KW?大きいと思われるが、1台車1モータなので1/2マイナス複雑機構で実質60kwを下回ると言われていた。
当時は75kwオールMが流行中。相当非力でも当時の東急線では「可」だったのかもしれない。
大鰐線の快速として大事に扱われたものの、種別が廃止になってしまった現今、老朽化が進んで、2014年夏期を以て6005Fは解体され、6007Fは庫内にて保管的車両となったようです。(動態保存的な復活があるのかどうかは不明)
1961年6月製造なのでちょうど2011年6月で満50歳。
中間車は4両譲受したが車両扱いではない。倉庫代わりとされたりしている。調査不足にて割愛・・・。 |
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■↑デハ6008ステンレス板の溶接ひずみを隠すためのコルゲーションが今となってはおしゃれに見える。 |
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■↑デハ6005。6007Fの青帯編成にある側面2本の飾り帯が無い。下の2枚の写真とは約9年の差。 |
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■↑若干稼働中2000年の6005+6006。この頃は既に主に青帯の6007+6008が主に使用されていた。
6007Fに比べて調子が良くないのと、現在は車内の老朽化により基本的に旅客営業での稼働は無いもよう。 |
6000形概略 |
← 大 鰐 |
◇ |
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◇ 中央弘前 → |
デハ6005 |
デハ6006 |
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デハ6007 |
デハ6008 |
東急C編成(東洋120kw複巻モーター)、1台車1モータ2軸駆動、TS-315台車(平行カルダン) |
東急入籍1961.06.15 →弘南譲受 1988.09 →2014廃車解体 |
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東急入籍1961.06.23 →弘南譲受1989.11→2014 庫内車化 |
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■快速運転(2006年10月廃止直前の時点)
平日かつ学校が開校日に朝1往復運転されていた。以前、夕刻も中央弘前発の列車があったが、廃止されている。
中央弘前行きは石川、大沢、千年、西弘前に停車。復路には停車する義塾高校、城南は通過した。
大沢〜西弘前間の運転時分の確保と大鰐からは5分の後追いで普通が発車する対応と思われる。
復路は中央弘前からの学生を沿線の学校の最寄り駅に「配給」していた。
しかし廃止される前は登校生が多いはずの復路でも乗車率はかなり低いように思われた。
晩年は主に6007Fがその役をこなして、検査時は7000系が代走した。 |
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■↑快速運用以外は大鰐駅の留置線に留置。
運用に入るときは一旦入れ換えを行う。下の写真は到着後留置線に入れ換える風景。出発時はこの逆。 |
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1↑到着列車は5番線ホームから弘前方に引き上げ。
ポイントを留置線側に手動で転換。 |
2↑留置線に入る。検査時は一旦5番線に戻り、大沢に
向け通常10:30発。大沢からは15:35発で戻る。 |
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■↑弘前市内に向かう学生や通勤客を乗せてりんご畑を快走 |
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■↑中央弘前発の義塾高→大鰐区間は輸送終了と同然で大鰐に向かう。 |
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■強雨の平川鉄橋にて |
大鰐線快速列車に運用される6000系6007+6008 |
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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