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三岐鉄道 旧世代時代(1975.05撮影)
2025.05.31ページ全面更新up
2025.06.01 Ver5.02 |
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↑保々車庫から藤原岳を望む |
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↑↓自社発注最後の電気機関車ED457+ED45(1~3)
に牽かれてセメント列車出発 |
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===旅客車===
モハ100 |
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↑モハ100(+クハ201+モハ120)
三岐線電化時に買収国電を東洋工機で貫通扉新設等の改造を受けて入線
モハ100(台車はD-16)、101(台車はKS-30L)
履歴は豊川鉄道モハ81,モハ82/1927年(S2)大阪鉄工製→
1943(S18)国有化モハ1620,1621→宇部線→可部線→1956(S31)三岐払下
↓モハ101 |
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※三岐の東洋電機製のパンタはホーンがY形になっているのが特徴 |
モハ120 |
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↑モハ120 |
東洋工機と親会社東洋電機の電装品で誕生した全鋼製車
駆動装置も平行カルダンで当時の最新式
モハ120は片運転台としてクハやモハを併結する
手摺りも長くて車体外側に露出している。
扉上部に雨樋を付けたのが新機軸? |
東洋工機・東洋電機の新造車一覧 |
車号 |
製造年 |
車体長 |
全幅 |
自重 |
主電動機 |
駆動方式 |
台車 |
車体/室内 |
運転台/客扉 |
モハ120 |
1959(S34) |
18,700 |
2,860 |
33.4 |
TDK820/2C 75Kw×4(TDK820/2C) |
平行カルダン |
FS-17A/鋳鋼 |
鋼板/鋼板 |
片運転台/片開 |
モハ121 |
1960(S35) |
18,700 |
2,840 |
33.7 |
TDK820/2C 75Kw×4(TDK820/2C) |
平行カルダン |
FS-17A/鋳鋼 |
鋼板/鋼板 |
片運転台/片開 |
モハ122 |
1963(S38) |
18,700 |
2,840 |
33.7 |
TDK820/2C 75Kw×4(TDK820/2C) |
平行カルダン |
FS-17A/鋳鋼 |
鋼板/鋼板 |
片運転台/片開 |
モハ130 |
1994(S41) |
18,700 |
2,840 |
33.6 |
TDK820/2C 75Kw×4 (TDK820/2C) |
平行カルダン |
FS-17A/鋳鋼 |
鋼板/鋼板 |
両運転台/両開 |
クハ210 |
1959(S34) |
18,700 |
2,860 |
27.1 |
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-- |
FS-17A/鋳鋼 |
鋼板/鋼板 |
片運転台/片開 |
クハ211 |
1960(S35) |
18,700 |
2,840 |
26.2 |
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-- |
FS-17A/鋳鋼 |
鋼板/鋼板 |
片運転台/片開 |
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↓左側半分 モハ121 |
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モハ130 |
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↑モハ130
1966(S41)三岐鉄道最後の東洋工機+東洋電機最後の製造車
自社発注車で両運転台,3扉の両開きタイプで
地方私鉄最新流行モデルの見本のような車両
クハ210と連結しているが、モハ120形より客窓の天地方向が小さい
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クハ210 |
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↑クハ210 1959(S34)
モハ110形の相棒として製造された。
東洋工機製
↓クハ211 1960(S35)
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↑↓クハ211
自社発注の東洋工機+東洋電機製※台車廻りを覆焼してみました
TcもcMcもボルスタアンカーを奢った鋳鋼製FS-17A台車を履いています |
モハ140 |
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↑↓モハ140
1970(S45)元小田急1605の車体を西武所沢で整備、
下回りは所工の所有部品で賄った
三岐鉄道の旅客車に於ける西武所沢工場最初の納品?
この車以降、西武401系(Ⅱ)が入線するまで
西武経由のイコライザ台車が我が世の春 |
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モハ150 |
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↑モハ151
所沢工場で全金製の車体を製作、所沢工場手持ち旧型部品寄せ集めで
吊掛車としてコスト低減、モハ150/1972(S47),モハ151/1973(S48)の2両が登場。
車窓配置に西武クモハ351臭がプンプンだが客窓は4隅にRが付いている |
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↑モハ152
※その昔、スキャン時に振動が入ったらしく失敗作・・何処かなぁ~ |
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↑モハ121、モハ151
東洋工機製のモハ121は全幅2,840mm
※モハ120の全幅は2,860mm
対して西武所沢工製モハ151,152は全幅2,879mmのビッグサイズ
※全長はモハ120,121,150,151全車18,700mm |
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↑↓モハ150+クハ210 |
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モハ155、モハ156
1972(S47)のモハ150,1973(S48)のモハ151は西武所工製の新車体だが
1974(S49)のモハ155,モハ156は三岐が貧したのか西武が押込たかったのか
相模鉄道クハ2512/クハ2513の車体を西武所沢で改造して三岐入り
この後の増備は西武鉄道で活躍していた車両が、歴代続々と押し込まれて2024(R6)まで全盛を誇った |
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↑水浴び中 |
クハ200 |
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↑クハ201 ※床下思いっきり覆焼して惨状・・・。
1956(S31)東洋工機で西武クハ1234(Ⅱ)を更新、書類上1957(S32)07入線
※1940(S15)04武蔵野鉄道クハ5857(日本鉄道自動車製)→
1948(S23)06改番クハ1231形1233→1954(S29)07改番1234(Ⅱ)
■クハ200は川造スタイルの屋根の深い買収国電クハ5600(写真無)
豊川鉄道クハ61→1943(S18)国鉄クハ5600→
1950(S25)片運化(乗務員扉無)→1956(S31)三岐入(東洋工機更新) |
電気機関車 |
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↑ パンタを降ろしてJR富田駅の貨車受渡線に牽引されるED455 |
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↑↓ED455の板枠台車時代 |
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※もう少しまともな解説は「三岐鉄道撮影2025」ページで |
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参考資料:
ネコパブリッシング 私鉄買収国電 佐竹保雄様、佐竹晃様 共著、鉄道図書刊行会 日本民営鉄道車両形式図集、鉄道ピクトリアル128号私鉄車両めぐり
2分冊 三岐鉄道 渡辺 肇 様 著、同560号西武鉄道 時代を築いた電車達 園田政雄様、同678号 現有譲渡車両一覧、同 新車年鑑1986,1988,1990,朝日新聞社世界の鉄道'69
ネコパブリッシング RMライブラリー31 所沢工場物語(下)西尾 恵介 様 著
御礼申し上げます |
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