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近鉄名古屋線の屋根取付方向幕車を中心に
記述は2025.01を基準に算出しています
2025.01.26up 2025.01.27 Ver1.02 |
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↑これですよ!これこれ! |
近鉄通勤車の必須アイテム「種別方向幕箱」「前パン」「2灯銀縁ライト」がぎゅっとこの上部に詰まっている
その当時は店主的にデザインがダッサダサの種別方向幕(箱)で☆の好嫌レベルは
黒星★★★だった
素人的に種別方向幕箱は故障したら箱毎交換??すればよさげで保守が楽なのではなかろうか
外付けなので取り付けも容易そうだし、反LED派の店主、今となってはべた褒めや
関東では製造所が無くなった等、なんだかんだ屁?理屈で激減中のスクリーン式の方向幕。そりゃLEDにすれば変化自在。
でもね、撮り鉄にとっては極一部のシャッター速度以外表示がスジスジになっちゃうの~
エゴと言われればそのとおりです「はい~ッ!」
前照灯もLED球になってきているけど、シールドビームが「光」として美しい気がする
※運転士さんには暗い!って怒られそうだけど
なお、廃車については全車未調査というか興味がないのでスルーしています |
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↑種別行先表示器のなかった頃はおでこスッキリ、腰に方向板 |
1000系 |
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↑余命短そうな1000系 |
菱枠の前パン2基搭載がかっこいいが、車体は1973(S48)製で経年52年
下降窓の漏水腐食対策を含め、素晴らしい保守力 ※下降窓は阪急もね
さらに機器のたらい回し、組成変更をさりげなく行って、現在、残っているのは車体と台枠だけといえる奇跡の電車。
それだけ当初の設計思想が良かったのだろう・・・。
関東には某武という使い回し、たらい回しの専門だった会社があったが、どうしても早急に「エコ顔」したくて方針転換、他社から捨車をもらって延命化してエコ率アップを狙う。メンツを捨てれば怖くない
多分お国から「エコ度」の報告書の良い数字を上げるように言われているのか
そういえば地方私鉄も続々と新車を導入。補助金マシマシの蜜でもあるのか?
さらに自動車と同様に減税もあるんだろうなぁ~っと
関西は大手各社、旧在庫一杯(発熱・W消費量大)でこれから報告書のために・・・
※店主は報告書の実態を知りませんが、どうも流れとしてアリアリの実感
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↑車体は1973(S48)製 当初1002号→1982(S57)に1008号へ改番 |
平坦線の名古屋線用として車体を新製 モ1000-モ1050-ク1100
■2200系の主電動機を流用、電制をカットしたHSCブレーキした吊掛式
■1972.07(S47)に4連×1本、1973.09に2連×7本の18両が製造された。
パンタグラフは1001,1005,1008(初代1002)が横碍子のS-514、1003~1007がPT-42
■1980(S55)~1982に種別方向幕箱取付と冷房化
■1982(S57)に4両1編成だけだった冷房搭載1200系の番号がもったいないと当形式に編入1002F(2代目)となった (注)4連は1001F,1002Fの2本になった
■1984(S59)~1985(S60)に4連の1001F,1002F2本の制御器を界磁位相制御に主電動機交換、制動装置を回生制動付HSC-Dに変更、ク1101,1102をMG容量の大きい1900系ク1924,1925と車両ごと交換、番号も入替
1924→1101,1101→1924、1925→1102,1102→1925
■1986(S61)に4連1001F,1002Fのサ1151,1152に便所を設置
■1986(S61)~2連の1003F~1008Fを3連化
1810系のサ1963~1967,1962を電装してモ1050形1053~1058とした。
この3連化の際に集電容量の増大に対処するため、先頭車のモはパンタが2基化された。
横碍子のS-514も在庫があったのか?各車2台同形式で揃えられている
この工事に際して車体の更新が行われ、側面に種別方向幕が設置された
■4連の1101Fク1101-サ1151が2430系に組込みのため引抜かれ、ク1101の代車としてク2546を組込3連化 |
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↑製造当初はク1102だったが乗っ取られク1108に改番 |
名古屋~高架区間などをホイホイ110km/hで快走する貫禄の乗り心地は衰えを感じさせない。 |
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1010系 |
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↑1010系 ク1111
元は奈良線の920系 |
■1972(S47)奈良線用に車体を絞った1000系姉妹車 3連×5本(形式:モ1010-モ1060-ク1110)
■奈良線時代1982(S57)~冷房化、制御器を界磁位相制御,主電動機交換、制動装置回生制動付HSC-Dに変更
■1987(S62)~1989に主幹制御器、連結器高さ等を名古屋線仕様に変更して転属
パンタは編成中央のモ1060に2基搭載 |
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↑2025.01現在で満52歳 がんばるなぁ~っ。と |
1810系 |
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1810系 1967.12(S42)~製造
基本編成構想 モ1810-サ1960-サ1970-ク1910
1966年に4編成製造された1800系の後継車で
1967.12(S42)製 Mc-T-Tc 1811F~1815F,3連5本、Mc-Tc 1816-1920 2連5本
1968.03(S43)製 Mc-T-Tc 1820F 3連1本, サ1966(1816F組込)
1969.05(S44)製 Mc-T-Tc 1821F,1822F 3連2本,サ1967(1817F組込)
1970.12(S45)製 Mc-T-Tc 1823F~1825F 3連5本、1826F~1827F 2連2本 種別方向幕付
1979.11(S54)製 サ1976,サ1977 2両 冷房,種別方向幕付(車体形状サ2950類似) サ1976は1826Fに組込,サ1977は1827Fに組込。
組込時Mcのパンタを各1基増設、2基とした。
■1979.11(S54)以降、冷房改造
■1982(S57)から種別方向幕付
■1986(S61)サ1962~1967は電装化、1050形1053~1058として1000系組込
■1991(H03)サ1961、サ1970形全車は2430系に組込
結果1810系はモ1810-ク1910の2連16本となった
当時流行1M2Tの製造コスト削減策として製作したものの、結局1M1Tに戻った |
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2000系 |
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↑モ2000形2006 |
名古屋、大阪両線共通仕様の車体で当初から冷房付き
しか~しぃ、車体は新製、足回りはビスタカー10100系の廃車転用等々で新古車であった |
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■1M8C制御のMM'方式 モ2000(Mc偶数号車)-モ2000(M奇数号車)-ク2100の3両準固定編成を組む
1978.03(S53) Mc2002,2004編成 3連2本 パンタグラフPT-4203C×2
1979.03(S54) Mc2006,2008,2010,2012,2014編成 3連5本 パンタグラフPT-48×2
1979.09(S54) Mc2016,2018,2020,2022,2024編成 3連5本 パンタグラフ 下枠交差式PT-48×2 |
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2430系他
※以下このページラストまで、複雑怪奇
てんで解明出来ないので写真のみになります $(_ _)$ |
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↑大阪線から転属してきたよう |
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↑界磁チョッパ車と抵抗制御車の固定編成
モ1200-サ1380-モ2450-ク2590
1211(1984.03)-1381(1984.03)-2461(1973.03)-2592(1969.12)
1212(S59.03)-1382(S59.10)-2462(S48.03)-2593(S44.12) |
2410系増結用のク2530形は冷房化するにも相手が居ないので、2430系の3連の中間車モ2461,2462を外して相手とした。これに1984(S59)に1200形のモ+サを新製して2本の編成を組んだ。ク2590とモ1200の年の差15歳。新製にエライ決断や
固定編成としては近鉄唯一の異種制御編成が2本誕生した |
↓ 2462の編成相手1212F ※前方の2両は増結車 |
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↑う~ん 雨樋の終端でマルーンを塗り上げているから
タヌキちゃん顔に仕上がっている。えらく良いセンスやなぁ |
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↑運転室越しの撮影だから歪みが出ている |
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↑↓ロングシートとクロスシートを切り替えられるデュアルシート車
L/Cカー。運転台下に目立たないエッチング板が張り付いている
2610系は2626Fと2627Fが改造された |
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参考文献:鉄ピクNo569号<特集>近畿日本鉄道、同727号<特集>近畿日本鉄道、同954号<特集>近畿日本鉄道 林基一様著 現有車両プロフィール2018
を参考にさせていただきました御礼申し上げます |
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