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福島交通 飯坂東線 ビューゲル化→パンタグラフ化へ
2024.06.05 Ver1.03
念のため:役所に提出した書類・図面ですので、現場との相違は良くある。が前提です
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↑昭和29年2月6日付け発甲9号で
ポール集電からビューゲルによる集電に切り替える申請を行った |
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↑ビューゲルの形式 泰平式TY26型 |
しかしぃ~ 福島交通から提出されたビューゲル化を認可しようと、お国があれやこれや審査している最中にビューゲルをやめてパンタグラフにするので取り下げしたい。と驚愕(でもないか)の申請が
今は東洋電機の子会社になっている泰平電気だが、当時は「受注したぞぉ~」と湧いていたに違いない
そこにライバルの東洋電機がトンビとコウノトリつれて福島交通に飛来。
トンビがビューゲル案件をかっさらい、コウノトリがパンタグラフ案件を投下していった
泰平電気の胸中は・・。
店主的には線路状態の悪い東線が750V化したときの力行離線時のスパークや続行運転時や折り返し時の架線押し上げ等が問題になったのかとか考えるが、まさか¥が安いからという話ではなかろう
会社内のビューゲル推進派?とパンタ派?の暗闘があったのかどうかノンフィクション小説「プロジェクトZ」でも発売されないかなぁ~ |
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最右:福島県進達文書
ビューゲルをパンタグラフに変更したいので先に提出した昭和29年2月6日付 発甲7号文書を取り下げ願い を進達
右:お国
既に両大臣の認可になっているので取り下げが出来ない
(便法)としてビューゲルをトロリーポールと読み替えて新規申請として処理 S29.05.13鉄監378認可済
中右:福島交通
S29.04.28付で取り下げ願いを申請 S29.02.26付 発甲7号
代わって昭和29年4月30日付の発甲23号にて車両工事方法変更認可申請書を提出します
中左:福島交通
昭和29年4月30日付の発甲23号
お国はややこしいこと(公報掲載等の手続き)を避けて便法で片付けてしまった |
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↑中央 お国「既に認可済みで返却できないもんね」
と福島県に会社に伝えるようお返事を出す |
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↑↓東洋電機製 PT-51 |
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そして福島交通東線は東洋電機製PT-51で全車揃えられた
なお、届書では「小型パンタグラフ」となっている |
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↑ ポール集電も併用する期間はこのガードでパンタシューを保護 |
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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