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CANON IXY620Fは2013.08.22に発売されたコンデジ機
使い勝手の良さで2023.11現在もグルメ写真や取材スナップで活躍中 |
とっとちゃん広場の長野電鉄保存車
モハ600とデハニ200の
2020.10撮影 2025.09.10 ver1.02
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訪問の一番の収穫はカワゾーの屋根と車体の接続構造と車内の天井高さでした |
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↑↓鋼板のリベット止めの列と数が汽車より頑丈そうカワゾー |
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↑↓S2年川崎造船で製作されたデハ350形「俗称カワゾー形」354号
S4年車両形式をモハに改称、モハ354となる。さらにS28年モハ600形604となる
晩年603-604は湯田中直通車として活躍した。S55年10月31付で廃車。
S56.6上田交通へ譲渡され、S58.06にクハ270形271(2代目)として再起
1500V昇圧によりS61.09.30日限りで運用終了した。廃車後、長野電鉄に
戻され?さらに当所に保管され、デハニ201と運命を共にしている
(製造年~長野電鉄デハ350形wikiより) |
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↑ステップの状況
残念なことにパンタが撤去されている
保存車2両ににパンタは2個いらない美意識があったのか?? |
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↓↓デハニ220形のおしゃれ |
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手摺りのRが優雅というか |
↑足かけ板のデザインがシャレ乙 |
車側灯のア~ア・・・。
モノは同一なのでドア自動化の時の製品のようだ |
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↑ガラスが塗り込められている-デハニ200 |
↑ ガラスが生きている-モハ600 |
【汽車製造 デハニ200のお屋根と車体接続】 |
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↑↓雨水を樋に受けて流す、ごく一般的な作り。
パンタの横の碍子受け構造もそうだったのか~と納得。
既に縦形碍子は流行っていたのに横形碍子サンドイッチのパンタ台が不思議?? |
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↑雨樋は平木とカーブを削出した木を接着 |
↑ここに来てから4回目の塗装補修か (塗り重ね痕から) |
【カワゾーのお屋根と車体の接続】
間近で見学し、カワゾーの屋根に特徴ある「への字」形雨樋の不思議が判りました |
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↑↓なぜ、カワゾーの屋根にへの字雨樋?? |
川造は車体を作ってから、茶飲み椀に蓋をかぶせるような感じで屋根をかぶせている。
屋根の下の終端に樋を作らず、雨水を直接流下させ、必要な部分に「への字」形の雨樋を付けていると判明。ムムム~っ
屋根板の構造も骨などの上は左右の屋根板を突合し、かぶせの帯板をリベットで左右各打して、への字雨樋はその上に重ねてリベットしている。
単純に重ねる部分は重ねてリベット打ちの構造
ウインドヘッダーに相当する部分も連続して扉上部も綺麗に凸っている。雨水を車体側に持ち込まないように考えた結果なのか
ウインドヘッダーやウインドシルも凸のデザインで、これは工数が掛かっている |
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↓帽子のツバのようにお屋根が車体を覆う |
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↑前面部分 |
↑客ドア部 |
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↑車体にお屋根をすっぽりかぶせた構造が今になって理解出来ました。
保存ありがとうございます。 |
デハニ200とモハ600の気付いた部分の比較 |
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↑ウインドシルの形状
汽車は平板、カワゾーは凸状。トリビアな違いを今頃発見 |
【ヘッドライト】
ライトは交換されているかも知れませんが・・・。まぁ、 |
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↑↓デハニ200 |
↑↓モハ600 |
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【 室内屋根の形状 】 |
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↑モハ600は屋根裾を持ち上げて中央部分のカーブがユルイ
何となく当時の欧風建築様式の感じがする。
網棚支持は上から吊る方式。その分、網棚を低く出来る
吊革は安全のため?撤去されている。
双方、吊革支持具、室内灯具の違いも・・・。
↓デハニ200は屋根の中央が楕円形状。網棚の支持具も円形模様で軽量化。 |
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↑↓手小荷物室付きのデハニ200
荷物室はドアステップが無く、車内床面の高さ。
大正5年5月に開業用車両として汽車製造でデハニ200形201として新製されS4年形式をデハ→モハに改称
モハ200形201→S28年モハニ110形111に改番→S42年モハニ130形131に再改番、S55.4.21廃車となった
小布施駅の長電広場に永久保存として処遇されていたが、S24年に2000系保存のために信濃川田駅跡へ移動
S26年10月に安曇野ちひろ公園へ移動、S28年7月から公開されている(製造年~長野電鉄デハ100形wikiより) |
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↑↓デハニ200
ナイフスイッチ箱があったなんて・・・。 |
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↑デハニ200
カノピースイッチは電流投入遮断時に負荷があると、上方にアークが発生する事がある。
内張が木造なので防火板を設置
↓モハ600
屋根の鉄板カーブがモロだし
鉄板なので防火板は戸閉カノピースイッチ上部のみ
結構安作りなのか、鉄板叩き出しの技術力を見せびらかしたかったのか |
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↑こんな数の電鈴指令は覚えられないぞ~。 |
↑後付けと思われる戸締めスイッチ |
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↑モハ600運転台 |
【台車】
何処からたらい回しされた台車だろうか?
それともず~っと履いたままの台車なのか?店主不勉強で形式も不明 |
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↑モハ600
川崎車両昭和9年の銘板
軸受は円筒コロ軸受化されている |
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↑デハニ200 |
↑モハ600 |
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↑デハニ200-汽車製造株式会社東京支店の銘板
軸受けは蓋を開けて給油する平軸受けのまま
※車体は、ぶれないように4箇所鉄柱で固定されている |
デハニ200の【荷物室と客室区分のドア】 |
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荷物室ドア-開 |
荷物室ドア-閉 |
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安曇野ちひろ美術館の隣の「安曇野ちひろ公園トットちゃん広場」に保存されています。
公園自体は無料開放されていますが、何れ、窓の木枠補修や全塗装をしなければならない時期が来そう。
一生懸命保守されているようです。是非、ちひろ美術館に入館されて¥をお使いくださいませ。
ちひろ美術館内でトットちゃん電車箱のクッキーも発売されています。
鉄板が厚い大正~昭和初期の車両なので頑張って貰えるとは思いますが、末永く保管されるようにと思う店主です。
安曇野ちひろ美術館の保存車の記載ページは→こちら |
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↑流行のコキア |
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↑「おはよう」の時間に撮影。案内板がしまわれて、
ドアが閉まって山間の駅で滞泊している通常の電車っぽい感じ。
こんな山間風だと豊橋鉄道田口線のイメージも沸いてしまう・・・。
モハ600の→現役時代 デハニ200の→現役時代 |
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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