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【京浜電鉄歴史】
仲木戸駅 急行運転用待避設備新設
駅移転・地下道化他
2022.12.04 Ver1.70 |
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↑左:昭和11年6月8日付けで仲木戸駅の待避設備新設と駅移設申請 ↑右:神奈川県の副申 |
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↑申請を受領した鉄道省の担当する部分を内務大臣宛てに意見として
「照会(疑問点に回答しろ)」文書が神奈川県経由で投げ返される |
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↑京浜電鉄からの回答(神奈川県経由なので県知事宛) |
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↑回答を承認されて無事、昭和11年12月24日付けで認可が下りた
当時の事だから工事はバンバン進んでいて、事実上完成だったと想像される
何と云っても翌日の25日から品川~上大岡間の急行運転を開始した訳なので。 |
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↑構内配線
急行がホームの無い本線を通過して普通は副本線に入る
現在の鮫洲、南太田、逸見に当たる京浜電鉄の先駆的線路配線
場内信号機は1基の下に方向別番号の副灯と急行通過灯を付属させて線路を認識
主信号機数を減らす感覚だろうが、速度の上がった現在は此の方式は認識不可だろう |
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↑待避設備設置前の仲木戸駅
↓待避設備設置後の移転した仲木戸
道路の取り付けも変わった |
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←品川方 ↑ ホーム長は32mで16m×2両キッチリ(出村、生麦は36m)
築堤の上に構内踏切、駅舎出入用踏切の2カ所を移設した |
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待避線は海神奈川方面の国鉄貨物線を跨ぐため、架橋にあたり鉄道省にアレコレ条件を付けられた。
折角整備したのに、その後、戦況悪化で橋梁は資材供出ではないか?と考察
認可日はいずれも昭和11年12月24日であり、書類を見る限り工事先行で後追いとなっている
※例として12月24日に役所から書類を受け、当日に工事を行って当日竣工届・・・。とか
当時の役所は工事中事故無く、日付のつじつまが合えば、まぁ良い・・・。とかの時代
【湘南電鉄、京浜電鉄両社の直通急行車両の活躍】(出村駅から再掲)
S11.12.25から品川-上大岡で京浜電鉄、湘南電鉄の直通急行運転を開始した※1,※2 複電圧仕様の湘南電鉄デ1形,デ23形、京浜電鉄デ71形,デ83形※3一族が日ノ出町~黄金町間にある会社分界点を境に京浜電鉄600V/湘南電鉄1500Vセクションを切り替えて運行した ※1:急行の停車駅は現在調査中
※2:S14.03.14品川-日ノ出町間に短縮、S19.05.01急行運転中止。
出村、生麦、仲木戸の待避も無くなった |
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S12.02.01付の駅工事申請 |
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↑↓ S12.09.13付で工事変更申請 |
(1) ホーム上面を1m05に嵩上げ
(2)信号所 将来の線路移設予定に気持?移接
(3) 改札口の出口方向を東神奈川方向に移設 |
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ホームの36m化と構内通路地下道化、踏切廃止 |
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昭和15年3月6日付申請の工事内容
(1)構内踏切と取り付け道路踏切の2箇所を廃止し、出改札事務所を地上に降ろして構内往来を地下道化した。
(2)上下ホーム階段の取り付けを浦賀方にしてホームを36mに延長した。昭和16年4月28日付認可される
※狭小地下構内通路はその後、拡幅されている(調査続行中) |
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※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所
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